吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.3（木原 音瀬）

吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.3 (Holly NOVELS) (Holly NOVELS) (新書)
木原 音瀬 (著)
下村 富美 (イラスト)

（内容）

ドラマのロケでアメリカに行けることになったアル!
喜んだのもつかの間、夜しか人間の姿に戻れないアルは、みんなと
一緒の飛行機には乗れない…。
そんな時、ラッキーなことに暁も所用でアメリカへ渡るという。
アルは暁に空輸してもらえるよう、お願いするのだが!?

待ちに待っていた吸血鬼本の第三弾です・・・

長かったけれど、内容的には大満足な一冊です

ドラマの出演に反対していた暁ですが、参加したいという気持ちの底に

不本意な別れ方をしてしまった両親にもう一度会いたいという思いが

あったことに気がつきました

無関心で無遠慮で、暴力的な暁ですが根は優しいので

アルの真意を汲み取ってアメリカへの渡米を手伝ってくれるのです

まぁ・・

冷凍庫にぽんと投げ捨てたり・・・・

電子レンジで解凍したりとか・・・

やり方は優しさのかけらもないようですが(笑）

念願の両親に出会うこともできましたし、吸血鬼仲間のキエフとも出会い

完璧な？吸血鬼になることも勧められましたが

暁への思いに一途なアルは今のままでなくては暁のそばにいられないなら

今のままでいられることを選び取っていきました

暁の父親がわりのような方からも二人の仲は認めていただいたようですし

職場でもまぁまぁな理解は得られていっているので

あとは・・暁の気持ちがラブに傾けばいいのですが

これがまたなかなかですね（笑）

愛とエロは…第四弾で期待していいのでしょうか？


あとがきで、吸血鬼の次はさほどお待たせすることなくお届できるかとと

書かれているのですが・・・

これにも期待していいんですよねｗ？