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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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春待ちチェリーブロッサム (松前 侑里)

春待ちチェリーブロッサム (ディアプラス文庫)
松前 侑里 (著)
三池 ろむこ (イラスト)




(内容)

中三のバレンタイン。悦也は雪の公園で出逢った酔っぱらい男になりゆきで親友の護への恋を相談し、諦めるなと励まされる。男の言葉どおり護と同じ高校に進学する悦也だが、護と彼女の幸せそうな姿を見せつけられる日々に早くも後悔を始めていた。そんな時、実は教師だった酔っぱらい男・稜に再会。ゲイである自分を偽って生きようとする稜に反発しながらも相談を重ねるうち…?先生×生徒の恋のエチュード。



かわいらしいピンクの絵柄と松前さんのふわふわした優しさが感じられて

いいお話だったと思います。

この話になんとなく自分が移行できないのはたぶん・・・

萌えの角度が変わってきてしまったせい・・・・。



親友への感情が実は友情だけではないと気がついた中学生の悦也

来るべき受験ではその恋をしている友人と同じ高校を受けるつもりだったのに

親友の彼女も同じ高校となれば

楽しいだけの高校生活とは思えなくて、別の高校を受験しようかと思い詰めていた。

雪の公園で出逢った酔っぱらい男に恋の相談しているうちに

もう少しこの恋のために頑張ってみようと思い直したのだけど

現実はそう甘くなく、親友と彼女の幸せそうな姿に落ち込む日々だった。

そんなときにふと再会したあの酔っぱらい男が高校の教師であることを知る。


教師である稜も実はゲイであったのだけど、

亡くした兄のためとか残された母のために

そういう今までの自分を捨てて偽りの人生を生きようとしていたのだけれど

悦也のために相談事を受けるためには前の自分に戻ると約束し

その言葉を偽ることなくなにくれとなく相談にのってくれたり

気分転換にいろいろなところに連れて行ってくれたりする

そういう出来事を通じ悦也も自分が心魅かれていくのを感じていたのですけど

やっぱり素直に感情を吐露できなくて。


ある出来事の真実を知った時に感情は素直に稜にむかっていく・・・





松前さんのお話は子供のことは思っていても、両親が実は仮面夫婦だとか

愛し合ってはいないとかやたらあるのですが

今回は離婚はあれども仲がいい4人のカップルが両親でした

ちょっとややこしいのだけど

悦也の両親カップルは、もうひと組のカップル夫婦と非常に仲が良くて

4人で一緒に仕事をしているうちにお互いの想いの違いに気がついて

別れることになり

もうひと組のカップルと再婚しちゃうのです。

でも、それもまた もとのさやに戻っただけなのだけど

悦也の気持ちを考えて、もとのさやに戻ったとはせずに

新しいカップルとなって家族を作ったことにしちゃうんですけどね。



松前さんの作品にしてはこの2組のカップルがうまく生かせてないせいか

悦也の孤独さが生かし切れていないのが

今回萌えなかった経験かもです。

もしかしたらあたしの腐れ度合いが進んだだけではないかとも思いますけどねー(笑)







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Lianha
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「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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