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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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はなだま人魚   (沙野 風結子 )

はなだま人魚 (花丸文庫BLACK) [文庫]

沙野 風結子 (著), 乃一 ミクロ (イラスト) 

はなだま人魚 (花丸文庫BLACK)





(内容)

相次いで親を亡くした帆高兄弟は、身体の弱い弟・八尋の治療費をまかなうため、
兄の正梧が教師の道を諦めて宝石店に奉公していた。
兄に申し訳なく思う八尋だが、正梧は宝石商の一人娘と婚約する。

「―おにぃを、盗られる」兄への独占欲に苦しむ八尋は体調を崩し、
介抱する正梧に自慰を手伝わせてしまう。
ある日、正梧は真珠の不作原因を調べるべく、母の生まれ故郷・常月島へと赴く。
亡き母から海に近づくなと厳命されていた八尋も後を追うが、
真珠の元諦めである常月芳朗から淫蕩な視線を送られて…!?

大正を舞台に紡がれる、妖しき兄弟の物語!!




エロエロがマイブームなので・・・まだまだ続きます。

でも今回は3Pじゃありませんことよ!って誰に訴えているんだろう・・

あ・・でも強姦はあったな・・

受けである八尋が半分人魚さんなので魚姦はありましたし

かなりダークな部分もあるので読む読者さん選んじゃうだろうなと思います。

昔読んだ童話の「人魚姫」のえぐ・・エロい版と思っていただければ

かなりな大人のダークファンタジー童話になる・・かな(笑)


相次いで親をなくしたために学業成績の良い優秀な生徒であった
正梧は

教師になりたいと思っていた夢を諦めて宝石商に弟子入りをします。

自分一人ならどんなに苦労しいても学業を続けたでしょうが

身体の弱い弟がいて

その治療費と生活費を考えると諦めざるを得なかったのです。

弟である八尋もそんな兄の気持ちは重々わかっているため

弱い体を鞭打って働く兄のために家事を精一杯頑張るのです。

そんなふたりの平穏な生活に亀裂が走ったのは

兄が弟の治療費をまかなうために、

その宝石商の跡取り娘と婚約をしてしまうことから始まります。

夢精も知らなかった体で必死になって兄を想い、欲望で絡みとろうとしますが

兄の婚約話は着々と進んでいこうとする日々

兄が仕事のために弟を置いていこうとするのです。

兄から離れたくないという気持ちで

一心に追いかけていく弟の健気さが可愛かったです。


そして物語の核心部分である
母の生まれ故郷・常月島で

二人はある秘密を知ってしまうのです。

島をでた母親が本当に愛していたのは誰だったのか、

島の裕福でありながら無気力で怠惰な生活を送っている根幹をなしている

真珠の生成の秘密は・・

そして、弟が半分は人魚であるという事実がわかります。

島の人々とのふれあいとか

人魚の生活とか生態というか・・

島のある一部の人間に酔ってどんなにひどい目にあってきたのとかが

汐野さんのリアルな文章でまるで、ほんとうにあった物語なのかもと

思わせられます。

人魚との性行為とか・・・

不老不死の妙薬としてどんなふうに人魚が扱われてきたのとか・・

夢に見てしまいそうです・・・(笑)


兄弟の愛の物語とも言えるし、

ダークファンタジーとも思えるこの作品

昔人魚姫を読んで夢見ていた過去の乙女たちにいかがでしょうか?



これを読んで昔読んだこれを思い出してしまいました。


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Lianha
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女性
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「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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