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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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プラチナBOOK 「神の囲い人」

今度の台風はすごかったですね。

幸い我が家の地域はそうたいした被害はなかったですけど

テレビで見るニュースには心痛みます。

こうしたときになにかできればいいのですけれど

あたしにできる何かと考えたら、こうやって感想を書いて少しでも萌えを楽しむことを

提供することかなと・・・

(おばかな提案ですみません)

book_3.jpg





















ということで先にプラチナのフェアーで小冊子としてでておりました

「神の囲い人」です。

ガイゼル帝国の皇帝であるアーシェイドは背後から左ふくらはぎに蹴りを入れられ

眉と眸を不機嫌に歪めた。

少年コトは攻撃の手を緩めない。

それは大好きなミコトが最近塞ぎがちで食欲もないことに端を発している。

アーシェイドにしてもその訴えのもとは知っているので悩んでいる

そのミコトの心痛の元を取り除く決心をするのです。

アーシェイドはミコトの悩みを解決すべく・・・従兄弟のヨルクの部屋を訪れます。

なぜならガイゼルの后となる際のしきたりに従ってミコトは4人の証人の前で

初夜を迎えて脚を開くという経験をしなければいけません。

羞恥心の問題も大いにありますし、過去天子として歪な性交を繰り返し強いられた立場なので

自分自身の性交渉の仕方が異常なのではと恐れているのです。

それを解消するためには

ガイゼル帝国親衛隊上級大将であり、アーシェイドの従兄弟であるヨルクと

その情人である、もとラカン国の神兵としてミコトに命を捧げていたセツの情事を見せようと

していたのでした(笑)

少年じみたセツがヨルクの優雅でさりげないサデイステックな楽しみ方に翻弄されているのを

見学しながらそこはミコトも覗き見に動揺しながらも欲情してしまい

隠れていたクローゼットの扉にすがり付くとその衝撃で扉が開いてしまうのです(笑)

苦笑いする皇帝と困窮するミコト

隠れていた敬愛する天子を見つけて悲鳴をあげるセツ

そんなセツを見て唇の端をほころばせるヨルク

そこでしゃあしゃあと

「ミコトが性交を見られるのに抵抗があって食い物も喉を通らないから

お前たちのを見せることにした」と言い放つ皇帝

しかも!

自然体をみたいからこのままこうして隠れているからいないものと思ってしろといい

さらに!

見えるように角度に気をつけろとまで・・・

でも一番上手だと感じたのは

困った皇帝と天子様だといいながら甘ったるい微笑で恋人の困惑などそ知らぬ顔で

誘惑の手を伸ばしていくヨルクなのではないかと思うのですが・・・(笑)

さらに皇帝は軍医であるキールとシンのも覗き見するのもいいなと思っているようなので

全員プレゼントの小冊子はそこらかなと予想中です。

あるいはさらに6人で楽しむプレイ(笑)?

ぶつぶつ文句は毎度のごとく呟いたフェアーですが

すごく楽しく萌えられた一冊でした。

まだコミコミさんとかでフェアー開催されているようなので気にかかった方いかがでしょうか?


コメントレスです♪

あきりんりんさん

「セーフティ・ゲーム 」は騙し騙されているようで結局は両思いの痴話げんかのようでした(笑)
>ディアプラス文庫買ったことないんですよ
エロは少なめなんですが雑誌掲載作に書下ろしがついて発売されることが多いし
けっこう読み応えがあります。
もしお試しに読まれるのでしたら「セーフティ・ゲーム 」お送りいたしますよーー
ご連絡ください。

コメントありがとうございました。




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神の囲い人(沙野 風結子)

神の囲い人 (プラチナ文庫) [文庫]
沙野 風結子 (著), 梨 とりこ (イラスト)



(あらすじ)

ふたつの国の種を、ひとつに混ぜ合わせよう

ガイゼル帝国の圧倒的な武力を前に、制圧されていくラカン神国。兵士のセツは自決しようとしたところを、ガイゼルのヨルクに捕らわれてしまい――「神の人形」。

捕虜となった軍医のキールは、武骨で純情なラカン軍の中将シンを誘惑し、籠絡しようとし――「神の愛人」。

皇帝のアーシェイドは、神秘的なラカン神国の天子・ミコトを嬲り、蹂躙しようとするが――「神の囲い人」。
先にプラチナのフェアーで頂いた小冊子がすごく楽しかったので 楽しみに読んだ一冊です。

プランタン出版社さんからでているアンソロジー「Canna」に連載されていた三篇+書き下ろしで一冊になって

おりました。

沙野さんですのでただ甘いだけの話ではないだろうと疑っていたのですが

ダークな神話×ファンタジー要素満載のラブいお話でした。

このお話は6Pをテーマとされていたそうなので

和姦の6Pを目指すためにあえて甘い甘いラブに着地されたそうです。

そして何よりも萌えポイントだったのは梨さんの軍服です!

非常に水も滴る様な色気が出ておりまして挿絵だけでも楽しめる一冊でした。


「神の人形」

ガイゼル帝国親衛隊上級大将 ヨルク × ラカン神兵 セツ


貧しさゆえにラカン国の神兵になったセツ
その国に流れる教義に疑問を感じながらも天子と出会い魅了されている。
この方のためなら死ねるとまで思いつのっている。
戦場で生きて捕虜になるよりは死ねと教育されているセツ
不利な戦局でいよいよ最後の時を迎えようとしているのだが・・・
そのときに出会ったヨルクに囚われてしまう。

このヨルクという男が皇帝の従兄弟なんですがまたサドケがあって
なかなかな男なんですよ!
点滴で命をつないだなら出すものもだささなきゃとカテーテルで導尿しちゃうんですが
「この手のプレイは慣れているから」としゃあしゃといいはなつんですよ!
そんあ男に魅了されてどんどん自分を解き放つことを覚えていくセツがまたいじらしくて
可愛いのですが・・・
苛められて可愛いのがまたヨルクに良く似合うというか・・
割れ鍋に綴じ蓋(笑)?


「神の愛人」

ラカン北翼中将 シン × ガイゼル帝国軍医 キール


捕虜となり囚われたキールは自分の医療技術をラカン国の医師に伝授していく
その日々の中でまじめで無骨な兵士シンに惹かれていき
初めて愛し愛される喜びに浸っていくのです。

ラカンの国の神兵は体は神様のものとしているので下半身に触れたりとかは
厳しい戒律の中でできないので、性行為なんてとんでもない世界なのです。
ということでこの無骨な兵士シンも童貞なんですが
その責め方が純朴でストレートで凄くいいです(笑)


「神の囲い人」

ガイゼル帝国皇帝 アーシェイド × ラカン国天子 ミコト


不思議な力に守られてきたラカン国がとうとうガイゼル帝国によって侵略されようとしていた。
交渉の場で対峙するふたり
文化と教育によってなにもかも違う二人だったが
アーシェイドがラカン国を統治するための布石としてミコトを伴い各地を巡ることになり
時を重ねるにつれてアーシェイドの優しさに触れ魅かれていくミコト
アーシェイドもまたミコトの純粋さをしり引きつけられていくのです。
そしてふたりはガイセルの国で恋を重ねていきやがて
青年皇后となるのです。
青年で皇后って言葉初めて聞きました(笑)

想いがつのって恥じらいを感じながら懸命に身体を開いていくのですが
なぜかアーシェイドは先っぽだけしかいれません。
なぜかというと・・・后との初夜で4人のの承認を得て初めて挿入して種をまかなきゃ
いけないそうです。

ここであの6Pが予感されます(笑)


「初夜 青年王妃」

初めてアーシェイドを受け入れることになるミコト
そのミコトを見ていられないといいつのるセツ
それじゃセツもミコトと同じように肌をさらせと提案するヨルク
ミコトの緩み具合が思うように行かないとキールが診察したり
足を持たせたり
まぁいろいろな形で6人が(笑)

楽しくエロが満載されております。

軍服と6Pと初夜萌えのかたいかがでしょうか(笑)?


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くるおしく君を想う (沙野 風結子)


くるおしく君を想う (ガッシュ文庫) [文庫]
 沙野 風結子 (著)
朝南 かつみ (イラスト)

 

(あらすじ)

憧れていたあの人が想うのは兄。弟の自分は疎まれていた
―死を願われるほどに。
その哀しい記憶から十三年、航希は兄の采登が失踪したことで
焦がれていた男・莉一と再会する。
采登の借金を肩代わりするという莉一は、
その代償として自分が愛した采登の代用品になることを航希に求めた。
甘い言葉も優しい愛撫も、自分へのものじゃない。
抱かれるたび傷つきながらも、莉一への想いは今なお降り積もる…。
狂おしくて甘い、危うい愛。
沙野さんの 3年前の作品です。

正直いいましょう・・・

あのときのあたしはこの古いほうの作品を買う時にちょっとためらいました(笑)

なぜならー

肌色満載だからです(笑)

いまなら何も考えずに平気でレジにもっていくでしょうが

あの頃のあたしは白かったというか、心は乙女でしたから(笑)

         ↓過去の表紙です

51-Hfwk5oeL__SL500_AA300_.jpg美しいです。

攻めに首を絞められかけながらも

抵抗らしい抵抗はありません。

究極のM受けなんだと思いました(笑)

















幼い時から航希が隣家にすむ莉一のことが好きで好きでたまりませんでした。

でも莉一がその瞳の中に収めるのは兄の采登だけだったのです。

叶わない恋に幼いながらも苦しみ

けれど戒めでしかないキスにすら歓びを感じてしまいます。

そして思い余った莉一に殺されかけるのですが

幼い心に痛みと疵は残しつつも想う心は捨てきれないまま大人になってゆきます。


そして13年の月日の後

航希は兄の采登が失踪したことで再び莉一と再会します。

兄の借金の肩代わりの返済として采登の代用品になることを航希に求めるのです。

代用品としての航希にはどこまでも優しく甘い言葉と愛情を捧げてくれます。

たとえそれが本当の自分の物ではないということを知っていても

莉一の愛情を求めずにはいられない航希の悲しみは涙を誘います。


やがてその綱渡りのような生活も采登の帰京によって[終わりを告げます。

本物が帰ってきたら自分というまがい物は必要ではなくなる

その悲しみにくれて酒に溺れる航希でした・・・


最後はちゃんと誤解は解けて幼いころからの思いをちゃんと受け止め合う二人で

よかったです。

書きおろしもついていて本篇の痛みと悲しみの多い部分を補ってくれております。

同居から始まり

料理をしながらすることは・・・・

裸エプロンエッチでした(笑)

カバーを外した部分に当時オマケポストカードとしてついていたSSが掲載されておりますので

過去の本を買った方でも文句なく楽しめる一冊になっております。




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蝶落―雲居の巫女 (沙野 風結子)

蝶落―雲居の巫女 (白泉社花丸文庫BLACK) (文庫)
沙野 風結子 (著)
高階 佑 (イラスト)

(内容)
 

南の孤島の巫女である織谷笙は、神事のさいに男たちから性的な奉仕を受けて法悦を得ることで、さまざまな予見を行っていた。巫女になってからの笙は歳を取るのが極端に遅くなっていたが、予見の確かさは国内でも静かな評判を呼んでいる。男たちに嬲られるのを耐え続ける笙の、唯一の支えは神社の宮司でもある弟の悟だ。「弟だけは守らなければ」と願う笙だが、ある嵐の晩に幼なじみの坂守蒼冶と再会する。ヤクザになったという蒼冶は神事に参加するが、笙には触れようともしない。だが弟の悟は、蒼冶を自分たち兄弟の敵と見なしていて…。
 
この本は前作の巫女ものがけっこうよかったので

感想をあげなきゃと勢い込んでいましたが、
 
何気に前作「輝血(かがち)様と巫女 」の感想を上げていないことに気がつきました・・・。
 
いえいえ良くあることなんですけどね(笑)

前作との関連は世界観というか、

島という閉鎖された空間であるということと巫女という存在でしたので

これから読もうかなと考えている方にはこのこの作品だけで充分ではないかと思います。



巫女という存在がその立場の割におとしめられた存在でした。

そのわけは性的な快感を巫女に与えることによって、巫女はさまざまな予見を行うのですが

快感を与えるために月に2回巫女に挿入以外のあんなことやこんなことをいたしちゃうわけで・・・

そういうある意味人の旦那を寝とっていっちゃうので

村の人からは、とくに女性の方からはいい感情を持たれておりません。

なので、村では娘が生まれちゃうとさっさと島を捨てていっちゃうわけなんで

巫女になり手が全然いなくなるんです。

そこでおはちが回ってきたのが、村で生まれたきれいな男の子笙です。

村長が自分の息子を巫女にしたくないばっかりに

笙のおとうさんを漁での事故と見せかけて殺しちゃうし、

おかあさんの病気の治療費や弟との生活のために

巫女にならざるを得ない状況に追い込まれちゃうんですよね。

島で生まれた悲劇というか・・・・

でも、ふつう巫女がそういう特殊能力を発揮する秘儀みたいなものなんて

超秘密事項にしちゃうんじゃないんでしょうか・・・なんてつっこみどころは満載でしたが

エロも触手も満載で

好みの作品でしたということは告白しておきます(笑)



蜘蛛と触手と純愛がお好きな方ならこの作品はよいですよーと

お勧めしておきます。



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蛇恋の禊(沙野 風結子)

以前ラビズさんより出版されておりました「蛇淫の血」の続編です

何で別レーベル??と思いましたが

好きな本だったので、続編を読むことができるということはうれしいことです

イラストも元のままの奈良さんですし、文庫と違って内容もボリュームアップとなればうれしいことです

あとー欲を言えば

「蛇淫の血」のリンクスさんで出していただければ、本棚できちんと並んで美しのでいいとおもうのです

(と、本棚に入りきらずに、床に平積みをしているあたしがいってみる・・・・・)

後日談を書いたら、

この本「蛇恋の禊」とのつながりが悪くなるようでしたら

オヤジ蛇の過去の恋の話でもいいしー

折原と八十島とのこれから始める恋でもいいしー

パラレル本でもいいので,

書き下ろしをつけて書いていただくというのはどうでしょうか?

できたら、らぶらぶの私生活を・・・(笑)







蛇恋の禊 (リンクスロマンス) (単行本)
沙野 風結子 (著)
奈良千春(イラスト)


(内容)



平凡な大学生ながら不可抗力によって岐柳組次期組長に据えられた円城凪斗。常に傍に控えている、恋人で補佐でもある角能堯秋に支えられ、戸惑いながらもその重圧に耐えていた。だが、代目襲名を控えたある日、敵対組織に襲撃された凪斗を庇い角能が負傷してしまう。いつか、自分の為に命を落としてしまうと恐れた凪斗は次第に角能と距離を取るようになる。心身共に結びついていた二人の亀裂は広がるまま、岐柳組は抗争に巻き込まれていき―。


作者さまのサブタイトルは「恋する子蛇、脱皮の時期」らしいです

命がけの脱皮を果たそうとあがきながら、何もかも守ろうと懸命に頑張る姿が痛々しく感じながらでも、うらやましいいです

角能に恋をして、自分のままでない何かになることを期待され

やがて自分に隠されたもう一人の自分の存在に悩まされながら

やがて、溶け合い本来の自分となっていくのですが

これもまた、心を支えてくれる存在があればこそ耐えうることができたのではないかと思うのです

溶け合う前に、迷ったままの自分すら放棄しようとして

霧の中にたたずんでいた凪斗を見かねて、

先代の親蛇に直訴する角能の言葉が心に響きました

「俺が責任を持って面倒みます」

言われてみたい(笑)


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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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