雑誌は・・・なんて言い訳はもうしないことにしました(笑)
今回は「宿命」というテーマだそうで
和泉さんの「清憪寺家シリーズ」の外伝目当てで購入です
狂おしき夜に生まれ」 前編
和泉桂×円陣闇丸
家族を殺された吉水貴将は、復讐を胸に薬を学ぶ者として、都で暮らしていた。その美貌から貴将は貴族の主・暁成に見初められるが、宮中を訪れたある日、主が二人の貴族に玩弄されている光景を見てしまい……。
円陣さんの描かれる平安時代の華麗な衣裳がすごく隠微でよかったです(笑)
お話は後半があるので、その時の楽しみにととっておくことに・・・
鳥頭なのですぐ忘れてしまうし(笑)
「麦隴の風」
いとう由貴×カズアキ
エギールの代わりとしてレゼジードに抱かれているサディア。代わりとしてしか必要とされない辛い日々も、想いを寄せるレゼジードの役に立てると思いこらえてきたサディア。しかし、エギールの身代わりとなり処刑されることになり……。
いとうさんは・・・・相変わらずここでもかーという感じで受けクンを苛めています・・・・
生まれながら母の身分が低いために、
父からも他の家族にも疎まれてきたサディア
血の病という難病を患っているために、
征服され立ち退きを命じられたために
家族からも見放され捨てられます。
レゼジードに救われ、身代わりとしてしか愛されることはありませんが
愛することの幸福でいっぱいのサディアには
十分幸福を堪能できておりました
身代わりでしかなりえない自分でしたが・・・・
皮肉なことに
レゼジードが最後にサディアに望んだことは
無実の謀反の罪をかぶせられたエギールの代わりに死ぬことでした・・・
最後の希望は一夜の情けを得ることと・・・
愛を告白すること・・・・
「お慕い申しておりました・・・・」
そのことによってレゼジードの心に永久に影を残すことになったとしても
そう伝えることだけで死ぬことに幸福を感じさせるなんて
あんまりじゃないでしょうか・・・・
処刑されるとわかっていても
誰も恨むことなくただ愛に殉じていくのです
最後は黒幕がとっつかまって、大円満におさまりますし
攻めもちゃんと自分の気持ちに気がついてハッピーでしたが
なかなか楽しかったです(笑)
こういう風な健気な子が好きなのはきっと自分がそうなれないせいかも(笑)
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