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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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「100の夜をきみと」崎谷はるひ100冊刊行記念全サ小冊子

「100の夜をきみと」崎谷はるひ100冊刊行記念全サ小冊子届いておりました。

大きさは文庫サイズで約64p

はっきり言ってこれで200円!?・・というボリューム満点でした!

嬉しい(*´∀`*)

内容は「爪先にあまく満ちている」の後日談

最初から最後までラブラブエロエロしておりました。

本編中いろいろ辛かったふたりのラブラブを書きたかった崎谷さんが書き溜めて

HPでででも配信と考えられていたようでしたが

担当の方の英断で急遽フェアーでと決まったそうです。

正直なところ紙媒体が好きですし、読みやすいので今回の幸運に感謝です。

内容はお付き合いを始めたというか、初めてのエッチはクリアしたものの

いまだにキスの気配になれない來可なのでした。

ヤリチン王子の手練な雰囲気にいつまで立ってもなれないというか

恥じらいが抜けないとこがすごく可愛いのですが

王子様からしたらキスしようとするたびにびくっとして目をつぶる來可が

もしかしたら怖がっているんじゃないかとちょっと不安がっているのです・・

まぁちょっとの不安も恋のスパイスになるようでして(笑)

來可似合わせてインドアのゆっくりとした時間を楽しむ二人

でも來可が真剣にドラマの世界に没入したりなんかしたら

ちょっと寂しくてかまって欲しい王子様なのでした。

付き合い始めて來可は初めて知る王子様の内面の孤独とか

甘えったがりの寂しがりやさんの原因を知るにつれ

ますます王子様に惹かれていって

心も体も王子様専用に開発されていってました・・・

バカップルの日常がとっても美味しくいただける一冊でした(笑)


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不埓なインセンティブ (崎谷はるひ)

不埓なインセンティブ (ダリア文庫) [文庫]
崎谷 はるひ (著), タカツキ ノボル (イラスト)

不埓なインセンティブ (ダリア文庫)



(あらすじ)

冴えないゲイの平田は日比谷に同情から一度だけ抱かれたことをずっと忘れられずにいた。あれから四年、馴染みのチャット仲間の中に彼がいると知っていた平田は勇気を出してオフ会に参加する。やはり彼には忘れられていたが、会えただけで満足だった。しかし日比谷に「自分に気があるのか」と聞かれ、彼に好きな人がいると知りながら、身体だけでいいから付き合って欲しいと言ってしまい…。オネエな(!?)イケメン×内気くんの切ない恋の物語。


「不埒なモンタージュ 」←ゲイの性癖に悩んだ高校生の未直の初恋ゲット物語
不埒なスペクトル」 ←未直の兄と真幸の出会って緊迫して強姦しちゃうお話
不埒なパラダイムシフト 」←未直の兄と真幸の新婚バカップル本

シリーズ四作目は真幸の友達でオネェの日比谷の恋の物語

これ単独で読んでもまったく支障がなしと思います。

不埒シリーズ・・別名受け君大暴走シリーズとでもいいましょうか

今回も健気な受け君が初めての恋に戸惑いながら大爆走してましたね。

性癖ゆえに家族とも深く関わることなく生きてきた青年

会社の倒産という大きな出来事も家族と話し合うこともなくひとり不安と向き合い

二丁目デビューしちゃうんです。

不安でいたたまれなくって二丁目デビュー・・これが大爆走の始りでして

タチの悪いひとたちに絡まれ連れ込まれそうになっているところを日比谷に助けてもらい

初恋のときめきが大爆走してあったばかりの日比谷に抱いて欲しいとお願いしちゃうのです。

世間知らずで内気な青年は幸福な一夜に感謝を感じながらも

日比谷に次の出会いを望んでもらえるほどのものがなかったことに気がつき変わろうと決心するのです。

積極的にバイトしそのバイト先でであった人たちに感化されながら

人生の目標を見つけていき、生き生きと生活できるようになっていく平田

時々二丁目で日比谷と遭遇することはあっても声をかけることはできません。

それは自分自身があの時とは違っているせいもあるし

日比谷自身にとってあの一夜の相手が自分だと覚えてもらえていないからです。

四年の月日が経ち

日比谷がゲイサイトで出没していることを知り、勇気をふるって日比谷に近づいていくのです。

少しづつ知り合い、日比谷と付き合うことになった平田は幸福で一杯になるのです。

たとえ日比谷が真幸のことが好きでもいいのです。

自分自身がセフレで都合のいい存在であったとしても日比谷のそばにいられることが

平田の幸福なのです。

ちょっとその健気さに涙がでそうになりますよ・・・

けれどオカン気質でしてあげたい精神が強い日比谷にとっては逆にそれが不安というか

不満なようで

なんで自分に甘えてくれないんだと変に逆ギレして都合が良すぎるなんておかしいと言い出すのです。

自分にできる精一杯で日比谷に尽くしていた平田にとってはそれは最後通牒のように聞こえてきて

今まで自分がストーカーのように日比谷を追い、

彼がくれた些細なメールやチャットのログまで保存していることに負い目を感じていた平田は

日比谷に別れを告げるのです・・・

ひさびさに涙が出てしまいそうになりますよ・・・

エロ切なさを堪能したい方におすスメしたいと思います♪




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リナリアのナミダ―マワレ―(崎谷 はるひ)

リナリアのナミダ―マワレ― (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
崎谷 はるひ (著), ねこ田 米蔵 (イラスト)

リナリアのナミダ―マワレ― (幻冬舎ルチル文庫)



(あらすじ)

佐光正廣は、不運が重なり三年連続で受験に失敗し、二十一歳にして専門学校に入学した、いわゆる仮面浪人。荒んだ気分で煙草を吸う佐光に、「ここは禁煙」と学校の売店店員・高間一栄が注意してきた。以来、声をかけてくる高間を不愉快に思いながらもなぜか気になる佐光。ある夜、高間に助けられた佐光は次第に心を開き始め…。

アオゾラのキモチ―ススメ

「オレンジのココロ―トマレ」

「ヒマワリのコトバ-チュウイ」

「プリズムのヒトミ―ヤスメ―」

「ミントのクチビル―ハシレ―」

信号機シリーズもはや六作目、

「アオゾラ」から始まったインターネット上のトラブルが原因で

いろいろな事件が起きており

このシリーズの人たちのみんなが多かれ少なかれトラブルを被っています。

この作品はもともと東北の震災が始まる前に書かれていたのですけど

震災後にはこういう話よりは明るく楽しくということでこのお話よりはあとになる

「ミント」のほうが先にでたという。

たしかにあの未曾有の大災害の後にこの「リナリア」ではちょっときつかったかもです。

今だから楽しめるリナリアの可憐な?お話はとても好みでした。



不運が重なり三年連続で受験に失敗した佐光×学校の売店店員・高間

仮面浪人として専門学校に通っていてもどこかおもしろくない佐光

あるとき佐光の喫煙場所以外での喫煙を注意してきた男が高間だったのですが

この高間という男の存在がすごくよかったです。

あるときは清潔感あふれる画材を販売する店員であったり

あるときはクラブでチーフマネージャどころか経営者であるヤクザにも顔の聞く男であったり

過去にやんちゃをした男の妻?パートナーであったためにあらゆる伝をもっていたり

簡単になげやりに足を開いて下腹部から足に向かってあるタトゥーを見せたり

一生懸命どこか投げやりに生活している佐光を更生させたり

やたら何面も顔をもっているのですが

その内実は初恋の男に愛されたことに確証が持てないまま生きて

その男が壊されていくところを寄り添ったまま助けることができなかったことを悔いて

ただその男のかわりに生きているだけの生活をおくっているのです。

その内面の哀しさを自分自身ですら気がついていない不幸な人間なんですよね。


佐光という若者も不運と不幸を舐めているのですが

高間の不運と不幸を知り、理解するにつれだんだんと人間的に成長していき

高間を支えて守っていくことができる人間に成長していきます。

ふたりの恋物語と成長物語がとても楽しめました。

おまけに大好きな「ヒマワリ」の昭夫が要所要所でてきて、ちゃんと絡んでくれているのも

楽しみがましましたね。

ほかのメンバーも名前だけだったり、登場してたり

オールスターズが好きな人はきっと胸がワクワクしていくんじゃないかと思います。

リナリアと蝶の絡み合い睦み合いがエロくてよかったです(笑)

886cce40.jpg














この画像の意味を知りたい方は是非読んでみてください♪


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ひとひらの祈り (崎谷 はるひ)


ひとひらの祈り (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
崎谷 はるひ, 冬乃 郁也



(あらすじ)

家では父親からの虐待を受け、高校でも激しいいじめにあっていた深津基は、弁護士・那智正吾に救われ、惹かれていく。それを知った父親から性的虐待を受ける中、那智に救われた基は彼のもとで暮らすことになり、一度だけ身体を繋ぐ。それ以来、保護者として接する那智は基を抱いてくれない。身も心も那智を求めているのに―落ち込む基は。
 
前作「鈍色の空、ひかりさす青」がかなり痛々しい内容でしたので

甘味がほしい~~と呟いたことがありますので

今回は甘み成分もエロせつなさもも増量されて楽しく読めました。


「けものの肌に我はふれ」

前作で一度だけ結ばれた後どうやら基は熱をだしたようで・・・

那智の幼馴染の医者から注意されてからもうあからさまに避けられているようで

一緒に暮らしているのに顔をみることもそうないままで

基のストレスがたまって淫夢を見るようになってしまい・・・

自慰をしても満足感には程遠く・・・

保護者の顔をして逃げている那智に基のつらさが頂点に達している。

酔わせて本音を言わせようとする大に基は・・・

愛されていると確証だけでもちゃんと与えなきゃいけないのが大人の役目だと思うのです。

でもまぁ性欲まで気持ちが向くようになったということは

それだけ生きることに余裕ができたきたということですよね。

ふたりの甘い甘い成分が補給されてよかったです(笑)



「みずからわが涙をぬぐいたまう日」

那智の青春時代

今は大人の顔というか身づくろいが上手になっていっぱしのふりをしているけれど

やはり彼にも自ら傷ついた日があったのです。

青春という日の苦い日を受け入れてなお生きて生活していく

あの苦味をみんなどこに処理しているんでしょうか?

その苦しみを共有して共に生きていける存在を得たなら

那智は今幸福なんだと思えます。


「ひとひらの祈り」

那智に引き取られともに暮らすようになって基は19歳になった。

村瀬宅にてお正月の行事を過ごし

幸福な気持ちを抱えたまま二人は帰宅する。

三年前のあのときから未成年後見人制度で基を守ってきたのだけど

二十歳を迎える今年は

これから迎える大学受験のこととか、、就職などについて語られる。

そしてなにより、もし万が一那智になにかあったときの場合

基にすべてを譲りたいと那智は語る。

自由に生きさせてやりたいと那智は思っているのだけれど

やはり自分の腕の仲から基を離すことができなくって

そのためには那智の籍に入れたいと・・・

日本の戸籍法では息子という形になるのだkれど

婚姻という形で基にそばにいて欲しいと言う那智

こうやってふたりで生きていけるという絆を少しずつ固めていけば

幸福な終わりを迎えていけるのではないかと思うのです。


「かすかな光」

那智の籍にはいって二年

大学生となる基の魅力に周囲は気が付いていく。

すげなく断る基なのですが、それに妬く那智が妙に可愛いです。

前作を読んでいても読んでいなくてもけっこうBLの甘さを堪能できるのではないのでしょうか?


コメントレスです♪

あきりんりんさん
娘さん二人いたら洋服とか靴とかいっぱいになっちゃうのはしょうがないですよね~
一部屋衣裳部屋にしちゃうのはどうしようもないと思うのですよ。
でも探しにくいのなら・・ちょこっと着ない洋服はもう古着屋さんにGO!ですね。
うちは息子のオタクな収蔵品で部屋は歩くところもありませんが
おとうさんは息子の部屋にはけっして近寄らないので今のところはなにも言われませんが
なかなか断舎利は難しいです~

寛くんのお話はけっこう好きですー
ヤリチンの王子様という設定もちょっと笑っちゃったのだけど
愛する対象がいなかったのでちょっと彷徨っていたようです(笑)
和泉さんのは甘い甘いお話でした。
また読み終わったら感想をあげますね。

コメントありがとうございました!



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爪先にあまく満ちている (崎谷 はるひ)


爪先にあまく満ちている (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
崎谷 はるひ, 志水 ゆき



(あらすじ)

入学以来連続でミスターキャンパスに選ばれている綾川寛は、眉目秀麗、成績優秀、性格も穏やかで人望も厚く、そのうえ社長令息とまさに「王子様」のような大学三年生。そんな寛に、岡崎來可はあからさまな敵意を向けてくる。しかし寛はなぜか來可が気にかかり、避けられながらも構い続けることに。実は來可には寛との忘れられない過去があり…。
「ひとひらの祈り」の感想をUPしようとして気が付きました。

まだ感想をあげていない崎谷本があることに・・・

自分自身忘れていく脳みそのメモ代わりブログなんでさきにこちらをあげておきます。

自分自身の鳥頭にほんとうにびっくりします(笑)

第一作 心臓がふかく爆ぜている
第二作 静かにことばは揺れている

今回は第三作めということで期待しておりました。

「静かに」では小さい子供だった寛くんが15年たってすごく成長していました。

王子様のような丁寧な言葉使いは変わりませんが

ちょっと鈍感な天然な王子様は

魔女に悪戯されて自分の気持ちをちゃんとわからないまま高校生活を終えて

そのまま恋にさすらって、自分だけの誰かを探してさまよっている

やりチンの男の子になってしまいました(笑)

再会できた大学生活で恋をやり直しできた幸運に感謝して過ごしてください。

エロも濃厚

ちょっと大学図書館とか、自由のない高校生活とかにいつもの薀蓄はあれども

再会愛がお気に入りなので楽しんで読めました。


コメントレスです♪

あきりんりんさん
来月は和泉さんを買われるのですね。
和泉さんの今回の本は前作と違って大人なカップルなので楽しみにしているんです。
>マクロスは私の人生変えたアニメで
そんな素敵なものに出会えてよかったですねー
あたしもアニメは好きでいろいろはまりましたがそこまでのラッキーさにはいたっておりません。
萌えも時と体調と好みでいろいろ変わっていっていいものだとおもうのです。
今を「楽しむということが一番大事と思います。
またあきりんりんさんが楽しめそうな萌えBLを探させてもらいますね!
あきりんりんさんが楽しめたアニメがあったらまたあたしも教えてください。
今は「黒執事」が「鋼の錬金術師」みたいに原作に忠実にアニメ化希望です!

ゆうみさん
華藤さん延期情報ありがとうございました!
初恋の華藤さんというのもちょっと楽しみにしていたのですが
もうじき届く予定の893×お坊さんで萌え補給しときます(笑)
一穂さんはコンスタントに作品がでて嬉しい限りなんですが
「林檎」のスピンオフを早く書き下ろしもつけて一冊でまとめて読みたいですよねー
>成瀬かのさんをチェックしています
オススメ作家さんありがとうございます。
またコミコミさんか黄色い本屋さんで探してみますね!
いつも楽しい情報ありがとうございます♪

コメントありがとうございました。

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HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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