刺青の男 (EDGE COMIX) (EDGE COMIX) (コミック)
阿仁谷 ユイジ (著)
(内容)
己で刻んだ印を背負い、愛を求め続ける男たちの物語―――
刺青を持つ三人の男たち(牡丹の潟木、ラナンキュラスの武藤、狂い鮫の埜上)。それらに絡む謎の男、久保田。社会の裏側を生きる男たちに救いはあるか…? 刺青シリーズ完結編『みんなの唄』描き下ろし42ページを加え、すべての物語が収束される。ほか、片思いの相手が毎夜生き霊になって現れて…『はるのこい』『ゆめのあんない』を加えた異色作品集。
収録作品:「僕のカタギ君」「ラナンキュラスの犬」「狂い鮫とシンデレラ」「みんなの唄(描きおろし)」「はるのこい」「ゆめのあんない」
「
ミスターコンビニエンス」の阿仁谷さんとはちょっと違う雰囲気です
違いを強いてたとえたら・・・・
日本画と西洋画の違い・・とでもいいましょうか
短編集なんですがそれぞれの話がリンクしております
刺青を背負って生きている方たちが微妙に重なっております
僕のカタギ君
幼馴染の潟木くんは可愛い幼稚園児だったのに、いつのまにか道を
外してやくざの道に・・・
再開して久保田の家に転がり込んできたのですが
上司とそりが合わずに仕事が乗り気ではありません
やめさせようと言葉巧みに誘っておりましたがとうとう拳銃所持の
犯罪に手を染めた瞬間・・・・
久保田の手によってつかまるのです
「待っているから模範囚になって早く出てきてね」
昭和の生きることの悲しみが十分に堪能できる話だと思います
生きることは哀しくて苦しいことが多いのだけど
そんなものすべてを笑い飛ばして生きることができたらいいのだけど
それすらもできない過去が生きることを苦しくさせてしまう・・・
謝るかわりに祈ればいい
『皆が幸せに生きれますように』
『せめて夢だけでも』
償いながら生きようね 一日でも一秒でも長く 一緒に [0回]
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