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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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赦されざる罪の夜   (いとう 由貴)

赦されざる罪の夜 (リンクスロマンス) [新書]
いとう 由貴 (著), 高崎 ぼすこ (イラスト)

赦されざる罪の夜 (リンクスロマンス)




(内容)

精悍な容貌の久保田貴俊は、バーで飲んでいた夜、どこか淫らな色気をまとった上原慎哉に声をかけられ、
誘われるままに寝てしまう。
二人の関係はあくまで『遊び』のはずだったが、次第に上原の身体にのめり込んでいく貴俊。
しかしある日、貴俊は上原の身体をいいように弄んでいる男の存在を知る。
自分には見せたことのない表情で、男に命じられるまま自慰をする上原に言いようのない苛立ちを感じる貴俊だが、
彼がある罪の償いのために、その男に身体を差し出していると知り…



長年付き合ってきた彼女とそろそろ結婚も視野に入れかけていた頃でしたが

他に好きな人ができたからとあっさりとふられてしまった久保田

やけ酒を飲んでいる時に話しかけてきた相手は同期入社で研修を共に過ごした上原だった。

上原との会話はささくれだった久保田には妙に心地よく

酒を飲み進めていくうちに酔いがきてしまい

目が覚めた時は上原と同じホテルの一室で寝ておりました(笑)

身体から始まって、身体に溺れていくうちに

上原という存在が気になっていくのですが

ある日、自分との情事が終わってホテルをでた上原が他の男の車の中で

自慰をしているのをみて言いようのない感情を高ぶらせていくのです。


上原にある自己破壊願望のを知り、それを起こしたのはなぜか突き詰めていくと

上原の過去に突き当たってしまいます。

高校生の時にとても仲の良い友達だと思っていた男から告白されたのですが

いい友人だと思ってつきあってきた上原にとってはそれは喜ばしい事態ではなく

逆に嫌悪をもたらしてしまうのです。

常に無い激情で友人を傷つける言葉を吐いてしまった上原にまっていたものは

その友人の自殺という悲しい結末でした。

傷心の上原に、友人の兄は贖罪を求めてきたのです・・・


贖罪とは、何も知らない上原の身体に欲望と喜びを教えきって

爛れた関係に喜ぶようになっていくことに蔑みを与え

弟の告白を受け入れて、弟に抱かれている気持ちになれと押し付けてくるのです・・・


慣れてくれば喜びを感じやすくもなるでしょうし

徹底して肉欲を与えればついていけない心が弱ってきます・・・

自分を壊してもらいたいがために同僚である久保田に関係をもってきたのですが

身体だけの関係といいながら、セフレと言いながら

久保田も上原も恋に姿を変えていく場面が丁寧に書かれてあって

切ないシーンがてんこ盛りです。


切なスキーのスーツスキーなら萌え要素満載だと思います♡


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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
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