なんといったらいいのでしょうか・・・
あの懐かしいJUNEという時代の始祖に近い方という認識をもっていたかたでした。
小説道場でのあの熱い語りをいまも覚えておりますし、
栗本さんという存在があってこそ生まれた作家さんがたくさんいたということも忘れておりません。
少女の頃読み始めた「グイン」シリーズ
最後に至るまでにあたしのほうから手を放してしまったけれど
最後がどうなるのか楽しみでいっぱいだった作品です。
「絃の聖域」のあの静かな緊張感をもった静謐な推理はいまも心鮮やかに思い出しますし
「真夜中の
天使」「翼あるもの」「終わりのないラブソング」「朝日のあたる家」などなど
どれも、あの時のあたしの心をときめかしもし、絶望と喜びを味あわせもしてくれました。
愛しているの一言だけで片付けることのできない人間の悲しみが優しい愛情で包まれていたと思います・・・
いろいろ思うことは多々ありますが
いまはもう亡き彼女に優しいねむりを祈りたいです。
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