いまさらといわれてしまうのでしょうが、これにはまりました(笑)
最初の数行読んだだけで、あたしには合わないファンタジー・・・と
食わず嫌いな自分に反省の時間です
積読といいましょうか、熟成といいましょうか
木原本なので、購入はしたもののそのまま放置しておいて
いまさらなのですが、お友達からこれのBLCDをすすめられて
聞いたのですが・・・・
これって、
これって、
本当にいいです~(笑)
吸血鬼と愉快な仲間たち Holly NOVELS (新書)
木原 音瀬 (著)
下村 富美 (イラスト)
(内容)
ある夜、警察は真夜中に全裸で徘徊していた外国人の若い男を強
制わいせつ罪で捕えた。入国した気配もない男は「強盗にあい、身ぐるみはがれ
た」というが、日本国内でそんな事件の前例はない。不審に思った警察は、男
を一晩拘置所に入れることに。しかし、翌朝、男の姿はきれいに消えてい
た......。 待望の100%書き下ろし最新長編ノベルス。
中途半端に血を吸われて死んじゃった後で中途半端な吸血鬼になったアルは
家族のもとにも帰れずというか家族に受け入れてもらえず
また友人からもひどく恐れられてしまい失望と悲しみの中で
牛の血をすいながらようよう生きていくのですが
これまたどうしたことか、なんと牛の肉とともに冷凍となり日本に送られてくるのです(笑)
解凍して人間に変身しては警察のお節介になり、
また蝙蝠になって逃げ出しながら刑事さんのお友達の家でお世話になりながら
日本語の勉強をしていったり、珍妙な料理をつくったり
なんともかわいい吸血蝙蝠さんです
ある事件に巻き込まれて瀕死の重傷をおいます
口が悪くて、そっけなくて、でもやさしい飼い主 暁 は心配して
ステーキを食べさせてくれたり、献身的に介護してくれ
あまつさえ自分の血をアルにさしだすのです
暁のなかなか人に見せない優しさに触れて、アルもどんどんかわいく
たくましくなっていきます
会話もコミカルでいて、
それでいて、人生の深淵に触れるような切なさにあふれておりました
これはBL??
ファンタジーか???
と悩みながら楽しく堪能させていただきました
恋とかエロは全然ないし、何よりあんなに苦手意識を持っていたファンタジーにここまで楽しいませてもらうとは・・・
木原さん恐るべしw
2巻も熟成させていたのですが、週末は「吸血鬼デー」ということになりそうです
[0回]
PR