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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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悪態は腕の中でふたたび(富士山 ひょうた)




悪態は腕の中でふたたび (ビーボーイコミックス) (コミック)
富士山 ひょうた (著)

(内容)

営業マン・夏目は年下の大学生・冬時から熱烈に迫られ、口説かれ、ついには絆され、現在お付き合い中v 地方への長期出張でしばらくHはおあずけ…ということで冬時から「口でして」とお願いされた夏目ですが? さらに冬時のカコに関わる男も現れて…!? 大人気年下攻ラブv 描き下ろしも収録!



「悪態は吐息とまざりあう」が2003年

コミックスとなったのが2005年

そしていまようやく続編がでましたが・・・・

悲しいことに内容のほとんどはうすーい記憶のかなたに飛んで行っておりますので

内容があまり思い出せないまま読みました(笑)

拉致・・じゃないんだけど騙して部屋にあがりこんで

監禁・拘束してあつかましくも『好きになって!』とお願いする攻め

それに対して強固な壁を築きあげていながらも

なんとなくほだされて、いつのまにか関係をもっちゃっていた

という記憶がありましたけど

いつのまに懇願されたら上にのっかっちゃうくらいの関係になったんですか!!

富士山さんには珍しい癖のある攻めがよくて

なんとなくついつい買っちゃうシリーズなんですけど

短編集で一冊のコミックスを作っているせいか

広げたエピソードをきちんとおさめきれないまま

という印象があります。

今回は攻めの過去が明らかになってなぜ女性の体液というか

匂いがだめなのかわかります。

7年前きれいなおかあさんに横恋慕していた父親の部下に監禁されます

攻めの安全のために体をはって、息子の前で強姦されちゃう母

心はなじまなくても、体は喜びを感じてしまうのです。

その母の体液をなすりつけられたことで女性に対して嫌悪感

というか不快感を感じてしまう過去が明らかになるのです

たったひとりの変質者の行動がこんなにも心にも体にも疵をつけてしまう

そのリアリテイが怖かったです。


でも、受けであるサラリーマンの夏目は強いですよ♪

その変質者に殴りかかっていき

七年前のことに固執する犯人に

「それをネタに一生マスをかいていろ」と言いきりましたからね

その強さというか、たくましさこそが

冬時に魅かれさせたものなのかもしれないなぁと思いました

最後にあれだけ自宅マンションのカギを渡すことを拒んでいた夏目でしたけど

もう最後は鍵を持っていろとあきらめたかのように言い渡すのです(笑)

冬時の粘り勝ちか・・・

はたまた夏目のあきらめか・・・(笑)

どっちなんでしょうねぇ(笑)



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空中庭園 (ホームラン・拳)

空中庭園 (バーズコミックス リンクスコレクション) (コミック)
ホームラン・拳 (著)


(内容)

その出会いが少年と暴君の運命を変える… ここは年中、南国の風が頬をなで、真っ青な海を臨む美しい国サハクエル――。 色街で働くアーイシャはある日、商用で通りがかった名家・アルハザード家の嫡男であるカリムに身請けされる。 しかし、愛人として買われたはずのアーイシャは、なんの役目も与えられず戸惑っていた。 それでも健気にカリムに尽くそうとするアーイシャだったが――。





雑誌リンクスで最終回を読んで

そのせつない恋心にウルウルときちゃったので買いました。

もともと小説リンクスの巻頭特集の

ショートストーリーとして掲載されていたものを漫画として連載になったようです

掲載は一年に2・3回というローペースであったようなので

今回本になるまで3年の月日がかかっているということなので

絵もどんどん変化がみられますし

でてくる登場人物たちにところどころ違和感が・・・

まぁ3年の熟成と読むべきか、

3年のうちの勘違いと受け取るべきか・・・


お話はテンプレ道理なのですが

お金持ちのぼんぼんに見染められて愛されて

驕ることなく頑張るけなげな受け子ちゃんは好きです(笑)

このぼんぼんに雇われている双子の兄弟の会話がポンポンと勢いがあって

よかったです。

次回からこの双子たちのお話ということで

楽しみです


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捨て猫のカルテ(ハルコ)

捨て猫のカルテ (リンクス・コレクション) (コミック)
ハルコ (著)
 

(内容)

―寂しがりやの捨て猫(人間)が、ステキなステキな恋をした!!―
 
《恋がしたくなる、ハートウォーミングラブ満載♪》

ゲイの薫は、つきあっている相手のことを本当に好きでも、それをあまり口に出さないため、冷たい態度だと誤解され、いつもふられていた。ある日、投げやりな気分でハッテン場に行った薫が出会ったのはノンケで天然な陽平だった。陽平の自分に対する優しい言葉につい出来心で彼に手をだしてしまった薫だったが―!?

ノンケの大学生×ゲイのサラリーマンのお話でした。

作者さまのはじめての単行本と書かれておりましたが、中身は書きなれて練れた作風で

たぶん・・同人誌とかほかの世界でも活躍されていた方なんじゃないかなというのが第一印象です。


素直に感情を表すのがうまくなくて、そっけないゲイのサラリリーマンの薫

べたべたしたくても甘えるのがへたというか、素直に感情を表せないために誤解を受けて

いつも振られてばかり・・・

最近はちょっとはそれを自覚していて改善しようとするのだけど

今回も振られてしまって落ち込んでしまっていたのだけれど

公園(ハッテン場)で知り合った大学生についちょっかいを掛けてしまう。

猫を可愛がってその公園に餌をやりに訪れる彼にもうあわないでいよううと決心していたのだが・・・


ネコによく似た気質で人になかなか懐かないサラリーマンくんがとても可愛くてよかったです。

誰もかれもが犬のように感情豊かで人懐こく生きていけるわけでもないし

そういう彼の孤独感も含めて愛してくれる存在を渇望しているところもよく伝わってきていて

一緒に暮らしていて幸福感も感じていながらも

いつかこの幸福も壊れてしまうかもと心ひそかに恐れているところもうまく読者に伝わってきます。




お話もおもしろかったですが、巻末の猫コラムもおもしろかったです(笑)

カバーをめくると犬コラムが載っていて

読者サービスにあふれた一冊です。


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恋愛操作 2  (蓮川 愛)

恋愛操作 2 (スーパービーボーイコミックス) (コミック) 蓮川 愛 (著)
(内容) 社長とデザイナーの大人の恋。相変わらず駆け引きばかりで少しも素直になれないけど、実は甘々な奥村と山代。そんな二人の前に年下で魅力的なバーテンダーの笹谷が、現れて…!? 今回は人気の笹谷バージョンも一緒に収録された大人気シリーズ、第2弾!! 奥村と山代のショート描き下し付き。



今月発売のMAGAZINE BE×BOY10月号にこの作品の続編が載っていたので

懐かしく再読いたしました。

あいかわらずの麗しい絵柄とゴージャスな雰囲気は

この方の持ち前のものなんだと思います。

でも内容はいい歳をした大人たちが初めての恋に自分の気持ちすらもままならず

右往左往しているお話です(笑)

ほんとうに恋ってこわい~と冷静に傍から見ている人なら思うだろうなと思うのですが

ままならない気持ち

自分の思い道理にならない他人の好意

恋しい人だからこそ見せたくない自分の気持ち

自尊心や駆け引きやすべてがぐちゃぐちゃに混ざっていて楽しい一冊です。


たしかこれも肉級編というか

啓がわがままで傲慢な綺麗なネコになっているお話があっているのですが

これもほんとうにかわいかったので

早く一冊にまとまってほしいです・・・

ヤッパリケモミミ・・・・・(笑)



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恋愛操作 (蓮川 愛)

恋愛操作 (スーパービーボーイコミックス) (コミック)
蓮川 愛 (著)

(内容)

インテリアデザイナーのクールビューティー、山代 啓に仕事を依頼してきた「JIRI」のオーナー奥村 喬。互いのことが気になっているにも関わらず2人は大人の駆け引きばかり。奥村の甘い口説き文句に、プライドの高い山代は…!? 2人の描き下ろし付き。



蓮川先生の『あなたの隣に~』の脇役のお二人が主役ですが、

脇役の時から印象的なお二人だったので今回こういう風にまとまって読めてうれしかった作品です。

蓮川先生の麗しい絵が堪能できるのももちろん良いのですけど

意地っ張りな受けクンと

好きな子ほど苛めたい攻めクンという設定なんですけど

それをいい年こいた大人たちがしているのがなお面白いというお話でした。

今回は二人が知り合って

お互いの自尊心や駆け引きによっていちゃいちゃしているだけです(笑)

いやいや、ほんとうは本人たちは真剣に悩んでいるし迷ってもいるんですけど

傍からみたら

綺麗なネコと大人ぶった虎が痴わ喧嘩しているだけにしか見えません(笑)







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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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