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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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楽園は甘くささやく(神奈木 智 )


楽園は甘くささやく (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
神奈木 智 (著) サマミヤ アカザ (イラスト)

楽園は甘くささやく (幻冬舎ルチル文庫)




(あらすじ)

母を亡くした十八歳の穂波貴史は、遠縁の四兄妹、穂波冬杜・春臣・夏那・秋那の家で暮らすことに。人づきあいが苦手な貴史を、「穂波家の末っ子」として春臣・夏那・秋那は気遣ってくれる。そんな中、貴史はなぜか一番反感を覚えていた冬杜の優しさに、次第に心を開き始める。ある日、春臣から告白された貴史は、冬杜への気持ちに気づき…!?待望の文庫化。
今月のルチル文庫は買いたい作家さんがいなくて・・と思っていたのに

本屋さんをでるときにはルチル文庫を4冊も握っていたという不思議体験(笑)

しかも下調べなしのままだったので

新装版だスピンオフだという作品がちらほらあることにあとから気が付きました・・・

おもしろかったら過去の作品も買いあさってしまう癖があるので

そういうのは避けていたのに(涙

でもぎゃくにあらすじや挿絵さんに魅かれて購入したのに

自分的な萌えとは違っていた作家さんだったというのもちょっと涙してしまいますけどね・・・

まぁ失敗は成功の元(笑)?


このお話は新装版ということにあとから気が付きましたが

過去のお話を読んでいないので自分的にはまあまあよかったかなと思いました(笑

夢見がちな母親に育てられ監禁?に近いような状態で大きな屋敷で育ってきた貴史

けれどその閉ざされた生活は母の死によって大きく変わっていきます。

母の従兄弟の子供達4人のいる屋敷に引きとられ

人見知りというか人間嫌いの様相で生きてきた貴史もすこしづつ成長し変わっていきます。

大人であるという立場の冬杜の見えにくい優しさにちょっとやきもきさせられました(笑)


ちょっと文体とか設定に古さは感じましたが

家族内BLというのは嫌いではないので

楽しんで読むことができました。

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恋が降る、愛を知る。 (北川あやせ)


恋が降る、愛を知る。 (クロスノベルス) [新書]
北川 あやせ (著), 街子 マドカ (イラスト)




(あらすじ)

唯一の肉親だった祖母を亡くし、思い出の残る家でひっそり暮らす遼の仕事は小説を書くこと。ある夏の日、魔窟化した部屋で遼は医師の久瀬に発掘される。生活能力ゼロの自分に呆れず普通に扱ってくれた久瀬は、遼にとって新鮮な存在だった。かけられる他愛ない言葉は祖母の死で止まっていた時間を動かし、いつしか久瀬の来訪を楽しみにするようになっていた。だが、その優しさは自分に似ていた“誰か”に向けられたものと知り、彼を拒絶してしまう。そして遼は、怒りに満ちた久瀬に強姦されてしまい。
いつもコメントをくださるさなえさんから頂いた本です。

街子さんのイラストの可愛らしさとあらすじが好みだったので

買おうかどうしようか悩んでいたので くださるというお言葉にすがり付いてしまいました(笑)

いつもご迷惑おかけしてごめんなさい~ でも感謝感激です!


ということでお話は引きこもりの小説家さんを救助して餌付けしていくお医者さんのお話です。

お話というかストーリの流れはわかりやすくべたな」設定と

甘い展開への流れは読みやすく

ちょっと仕事とか家庭とかにあるゴタゴタを考え込むのがいやなときに

読むと癒されます。

いや、やたら重苦しいお話も嫌いじゃないんでけど

こういうときは何も考えずに読めるこういう本ってすごくありがたいですよね。


お話自体はべたな王道なんですけど

それに花を添えるのがイラストなんですー

街子さんの描かれる小説家遼がとても可愛くて・・・

生活能力皆無でも許せちゃう癒し系の存在なんです!

イラスト買いしちゃう絵師さんの力に今回は可愛いで賞を送りたいです(笑)




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悩める秘書の夜のお仕事(黒崎 あつし)

悩める秘書の夜のお仕事 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
黒崎 あつし (著), テクノ サマタ (イラスト)




(あらすじ)

目を離すと仕事をサボり、自宅にお気に入りの男の子を連れ込むお気楽専務・風間仁志。そして、そんな仁志を上手にコントロールしつつ世話を焼くクールな秘書・橘聡巳。ある日、ふたりで臨んだ大事な接待の場で、聡巳が取引相手に「一晩だけでも」と口説かれる。戸惑う聡巳に仁志は「お前の身体が男を楽しませることができるかどうか試してやる」と言うが―。


幼い頃両親をなくし施設で育った聡巳

その施設の援助をしている会社の社長の息子である仁志

視察で訪れたその息子に花束を渡す役を振り当てられていたのですが

自分より恵まれているというだけでその少年に花束を渡すことができなくて

人気のない集会場に隠れてしまう。

けれど仁志が自分が大事に育てている花を大切にしてくれたというその行為を影から見て

自分自身まで大切にされているような気になって嬉しくなっった聡巳です。


幼い頃の思い出を大切に抱えておとなになったいま

その仁志の秘書となり大きく胸はずませていたのですが・・・・

彼から最初にかけてもらった言葉は・・・

「のっぺりしてるな。卵に落書きしたみたいな顔だ」でした(笑)

ろくでなしで寝穢くってだらしない上司となった初恋のあの子とのぽんぽんと

かけ合わせていく会話が楽しかったです。

かわいい顔して努力家のきっきりとした秘書を

密かに力を抜かせようとして怒らせているんだという仁志の発言にもありましたが

ちょっと天然なところもあって

ほんとうなら悩ましい事件も起きているのですが

終始ほのぼのとした感じで楽しくよめました。


コメントレスです♪

あきりんりんさん
あたしもちょっと前まではドクター×ボクサーのお話が好きでよく読んでおりましたが
いつのまにか萌えの視点が違ってきたようで読まなくなっておりました。
「ペーパームーン」はBLというより耽美な世界に近いかなと期待を持ってよみましたが
昔のような同人誌まで買いたいという情熱はちょっとわかないかなという感じでした。
題名が思い出せない・・・(笑)
あたしもよくありますが、たしかあのシリーズで同人誌がけっこうな数でていたような記憶が
あります。
シャイノベルスの「はめてやるっ!」シリーズ・・・だったでしょうか(うろ覚え)

コメントありがとうございました!

 



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恋する遺伝子―嘘と誤解は恋のせい (小林 典雅)

恋する遺伝子―嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫 こ 6-4) [文庫]
小林 典雅 (著)
小椋 ムク (イラスト)





(あらすじ)

♪:ピン・ポン・パン・ポーン!
本作品をご購読の前に、↓をご確認ください。
1,男性が妊娠することを許容できる
2,それが攻めであっても問題ない、むしろ惚れる
3,受はエロカワもいいけど、ツンデレもいい
4,『授乳プレイ』や『妊娠中S○X』も任せろ
5,大どんでん返しは娯楽作品の醍醐味だ
6,もともと小林典雅に正統派は期待していない
――以上、三つ以上YESのあなたは神様です!
そんなあなたに捧げます、『嘘と誤解~』第2弾(ハート)


あいかわらずの典雅節でおもしろかったです。

1、男性が妊娠してもいいじゃない♪
(本音;女だって生みたくない時あるだろうし~)

2、攻めだろうが受けだろうが、妊娠したい人間が妊娠したらいいじゃない♪
(望まない妊娠よりは望まれた妊娠のほうがいいと思うのです♪)

3、受けはツンデレじゃないといけません!
(あたしの好みですから(笑))

4,『授乳プレイ』や『妊娠中S○X』も好きならば好きなようにしてください!
(他人の萌えは自分の萎えという場合も多々ありますが、個人の自由というものは大事です)

5,大どんでん返しは娯楽作品の醍醐味だ
今回の大どんでんがいしはあんまり好みではなかったですが
楽しく読ませていただきました。

6,正統派・・っていったいなに(笑)
期待というか面白い典雅さんを期待してますから(笑)


さぁみなさんの答えは何になりましたでしょうか(笑)?

今回は前作の「嘘と誤解は恋のせい」で大学生結哉の恋の手助けをした騎一が主役です。

ええ、攻めでした(笑)

攻めですのでご懐妊なさいます(笑)

劇団で演じると言うことを生業とする騎一にとって神さまのような劇作家が

妻とともに急な事故で他界されます。

その劇作家ご夫婦が生前妊娠するために受精卵を残していることを

バイトの帰りに知る騎一でした。

急に妊娠できる女性を見つけれないため困っている研究者と

劇作家の息子の会話を聞き受胎することを決心するのでした。

故人である劇作家の父との間にぎくしゃくした気まずい想い出しかないまま

大人になってしまった尚にとって

父の遺伝子の存続なんて忌まわしいものでしかなくて

受胎を決意した騎一の存在すら関わりたくないものでしたが

いつのまにかほだされ懐柔されて同居にもちこまれ

いつのまにか惚れさせられちゃって授乳させられちゃうし

妊娠中性生活の体験までいっちゃう・・・・・

のですが

実は実はこれはすべて騎一と尚が所属する劇団シベリアブリザードの演目でした(笑)


うーん

まぁたしかにこうきたらこうまとめるのか・・・

さすが典雅さんとうならされました(笑)


でも、萌えエッチは若干少なめですが、

そこは前作のカップルの大学生結哉とサラリーマンの和久井に補充してもらってます。

アンケートを新たに騎一がつくるのですが

それをまたふたりでねちっこく語らいながらエッチしながら答えてくれるのですが

ますますバカップルになってました(笑)


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リスク タクミくんシリーズ(ごとう しのぶ)

リスク タクミくんシリーズ (角川ルビー文庫) [文庫]
ごとう しのぶ (著)
おおや 和美 (イラスト)




(あらすじ)
 
文化祭準備に追われるギイのクラスへ陣中見舞いに訪れたタクミを出迎えたのは、柔らかなギイの笑顔だった。人目を忍んで抱き合い、ギイの体温に身を委ねるタクミ。しかし、そんな2人に水を差すかのような態度を取ったのは、ギイに想いを寄せる朝比奈礁瑚だった。ギイはタクミに何か危害が及ぶのではないかと不安になるが、文化祭当日タクミが宝物にしているバイオリンが盗まれて…!?そして大切なものを守るため、ギイはある決意をするが―?2人の絆が心を熱くする3年生2学期バージョン。
タクミくんシリーズも映画化第4弾だそうです。
 
巷の噂ではそう好評ではなかったような気がするんですけど~
 
4作も続くと言うことはそれなりに好評だと言うことですよね。

見に行く価値はあるとはおもうのですけど
 
脳内がおおやさんの美しい挿絵で作られておりますので

現実男子があのイメージ通りかと思えないので

やっぱり映画は見に行かない予感(笑)


本作ですが、あとがきによると前作「誰かが彼に恋してる 」 のオチの部分だそうです。

前作が途中でタイムアップのために中途半端な感じで終わったそうで

今回は予定より盛り込んだ感じで出されたそうです。

前作の内容もページ数もぺらぺらな感じでは中途半端な感じが満載で

内容的には今一歩だったような・・・・

タイムアップと言う大人の事情もありますが

オチの部分もはっきり言えばもう前作で見え見えでしたので

それなら出版日を延期してでもきちんと完結してから出されたほうが

読者は満足感があったような気がします。

なんといってもBL読者さんは発売延期の焦らしプレイには慣れてますしね(笑)


次回は真行寺君と三洲君のお話の様ですが

このカップルは好きなので楽しみなんですが

文庫になるか新書になるかはっきり決まってないようです。

タクミくんシリーズのうちのカップルなのでこの本が終わらないうちに書こうと言う

のが見え見えである感じがしてきます・・・・

できましたら、もうすっきりとタクミくんたちカップルのお話を終えたほうが

いいんじゃないんでしょうか・・・と呟かせてください。


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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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