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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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お前が好きで何が悪い! (藤崎 都)


お前が好きで何が悪い! (角川ルビー文庫) [文庫] 藤崎 都 (著), 陸裕 千景子 (イラスト)

お前が好きで何が悪い! (角川ルビー文庫)



(あらすじ)

性格も外見も真逆、大学時代は犬猿の仲と言われていたほど気にくわなくて大嫌いな逢坂朋弥と、何の因果か会社の合併で同じ部署に配属されることになった沖谷柚弦。出来る限り近づかないようにしていたというのに、ある夜自分の性癖を確かめるため意を決して訪れたゲイバーで、逢坂と遭遇してしまう。すぐさま店を出た柚弦だが、追ってきた逢坂に「ゲイかどうか知りたければ俺に抱かれてみればいい」と挑発され、売り言葉に買い言葉でホテルに行くハメになって…!?腹黒遊び人×堅物童貞が贈るラブバトル。
お話が毎回テンプレで安定感があるせいか

すごく惹きつけられるとか再読再読ということはあまりないのですが

陸裕 千景子さんの挿絵が麗しくて好きなせいと

その安定感が妙に購買欲になっていっているんだと思います(笑)


今回のお話は真面目で可愛い顔をしているのに、

何故か異性に対して恋愛感情をもったことがないまま大人になってしまった柚弦

そんな自分の中の何かに対する違和感を従姉妹に 「ゲイなんじゃない?」と指摘され

自分の中に潜んでいた秘密に悩みに悩み、

そして自覚したあとは二丁目デビューを決心したのでした。

初心者でも大丈夫な店とネットでうたわれていたその店で出会った人間はなんと!

大学時代の同級生で性格も外見も真逆、大学時代は犬猿の仲だった逢坂朋弥でした。

おまけにどういう腐れ縁か会社の合併で同じ部署に配属されることになった彼とは

できるだけ避けて過ごすことでやり過ごしていたのに・・・

女の子に終始囲まれて軽薄でと嫌っていた彼がなぜここに?

???が渦巻いているなかに何故かゲイかどうか教えてやる

俺に抱かれればわかるよと、

甘い言葉で?誘われて

売り言葉に買い言葉でいつのまにか寝てしまっているんですよね(笑)



綺麗なお兄さんというイメージのあった柚弦がエロ可愛くって好みでしたし

同じ仕事をしているうちに反感だけ持っていた逢坂朋弥に対する気持ちが

だんだん恋になっていく過程がちょっと切なくてよかったです。





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ザクザクザク (早瀬 亮)


ザクザクザク (二見シャレード文庫) [文庫]
早瀬 亮 (著), 陵 クミコ (イラスト)

ザクザクザク (二見シャレード文庫)




(あらすじ)

手芸さえあれば幸せだと思っていたけれど…。

同僚の滝本に手芸と料理が特技と打ち明けられない成見。詰まっていく距離感、高まる気持ち――
本当のことが言えないまま、また恋が終わってしまうのか!?
会社員の成見の秘密の特技は手芸に料理、家事全般。
特に羊毛フェルトはプロ顔負けの腕前を誇るが、成見自身は手芸をする自分が恥ずかしく、
家族以外には打ち明けられずにいた。
ところがひょんなことから女性社員に絶大な人気を誇る同僚、
滝本に手作りキーホルダーを見られてしまう。
妙に関心を寄せてくる滝本に本当のことが言えず、
手芸も持参の弁当も姉の手によるものだと嘘をついてしまう成見。
滝本の中でどんどん上がる姉の評価に感じるこの切なさ。
それは、かつてあまりにも辛い経験で終わった恋の感覚に似すぎていて…。

 
タイトルがなんとなく気になってということと

乙女男子の切ない系みたいなあらすじに惹かれて購入

手芸が好きな乙女受けの切なさと可愛さは十分に堪能できますし

あたしには聞き慣れない羊毛フェルトの製作過程が想像できて 楽しく読むことができました。

おたがいの趣味を尊重しながら楽しく生活できるなんて

すごく羨ましい~~です。

可愛くってほのぼのしていて

それでいて恋する切なさを堪能したい方いかがでしょうか?

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ミスター・プレイボーイの受難(鳩村 衣杏)

ミスター・プレイボーイの受難 (二見書房 シャレード文庫) [文庫]
鳩村 衣杏 (著), 深井 結己 (イラスト)

ミスター・プレイボーイの受難 (二見書房 シャレード文庫)




(あらすじ)

あの日のキスのように熱く、強引で、正しい。

イケメンと評判の業平歩は見た目と裏腹な「嫁スキル」の持ち主。
ストーカー女撃退のため、歩はある条件と引き換えにモテの双璧と謳われる大伴由晴のもとに避難したのだが…

不動産関連会社に勤務する業平歩は美貌で名を馳せる有名人。しかも並の女より家事ができる嫁スキルを持ち合わせ、
一方で何をやっても顔がいい奴は、と正しく評価されない不条理。最近に至ってはストーカー被害も深刻化。
そこへ偶然居合わせた本社の幹部候補社員・大伴由晴に助けを求めたことから、避難場所提供と引き換えに、歩は大伴が
出場する「お弁当男子選手権」の指南をすることに。
『趣味は料理、夢はイクメン』のはずの大伴の実態に呆れ果てるものの、まっすぐで熱い人柄に次第に心がざわめき始めて――。
プレイボーイと称されるイケメン二人が見いだしたオトナの関係とは?



モテモテ男子の恋の物語です。

モテる男たちにも悩みはそれぞれあって大変そうです。

大変そうですというのは、

モテたことがないのであくまで想像だけ(笑)

美貌の歩はスーパーウーマンの姉に対するコンプレックスから逆に姉にはできないことを

がんばろうと料理や家事に精出してがんばっておりました。

なんでもできるように努力をしているのですが人から正当な評価はもらえません。

それに加えて最近ではストーカーに悩まされております・・・

ストーカー虐待に知恵と力を貸してくれた男大伴由晴

その彼もイケメンであるし、趣味は料理と広言?しておりましたが

昔包丁で手を怪我した過去のトラウマがあって料理どころか片付けなど家事スキルはまったく

ありません。

イケメンを調教していく過程がなかなか勉強になりました・・・


なんだかこの本って恋の過程より家事のスキルアップのとこばかりが印象に

残るのですが・・・

なぜ(笑)?

答え・・・ダメな主腐だから(笑)

相手に対しても直接に正直に言うだけが能じゃないとか

思いやりと機転が大切みたいなハウツー本を読んでいるう気持ちになりました・・

恋の萌えはすくないけれど

家事のスキルアップと対人関係のスキルアップはできそうな本です(笑)


コメントレスです♪
あきりんりんさん

小冊子の罠にきちんとはまってしまってどうやらまた重複買いしそうです・・・(涙
二冊とももってるんだけどなぁと呟かせてください(笑)
新装版がでることで、昔の手に入りにくい話が読めるのはうれしいのだけど
旧判をもっているひとまで買わそうとする書下ろし付きがにくいです(笑)
>BL読んでると知識増えてる気しませんか?
そうそう、意外な知識もっているから披露しそうになるんだけど
それどこから仕入れたの?と聞かれても答えれないという・・(笑)

コメントありがとうございました!






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遠くにいる人 (ひのもと うみ)


遠くにいる人 (ショコラ文庫) [文庫]
ひのもと うみ (著)
松尾 マアタ (イラスト)


(あらすじ)

家具工場に勤める佐倉治樹は、本社から移動してきた上司の小田島達朗に恋をした。
彼の素行の悪さを知る治樹の幼馴染は、小田島だけは止めておけと何度も言うが、
地味な治樹にとって華やかな小田島は憧れずにはいられない存在だった。
そして小田島はなぜか事あるごとに治樹をかまい、特別な優しさを向けてくる。
期待してはいけないと思いつつ、治樹はその幸せを受け入れはじめるのだが…。
まったく自分に興味がない人に恋することの悲しみ

それどころか、自分に声を掛けるのは、

自分と親しい幼なじみの友人三津と親しくなるための手段だということを誇らしげに語るような

傲慢で鈍感な小田島に恋をしてしまった治樹の切ない思いが痛々しい・・・

忘れるために出会い系へコンタクトをとってしまうという暴挙をしでかして

暴力を受け心も体も傷つけてしまう。

そんな痛い思いをしてもなお心はあの人間の思いに鈍感で傲慢な小田島にあるということが

なおさら治樹の思いを切なく彩っていている。



最初は夕焼けの美しさとあらすじで購入を決めてしまっていて

たいして期待はしていなかったのだけど

木原さんに似たような人間の痛い思いを優しく悲しく書ききっているようなきがしたのです。


恋に苦労のかけらもしたことがない小田島の傲慢さに腹を立てながら

それでもそういう人に恋をしてしまった治樹の切なさで泣きたい方いかがでしょうか?

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八月七日を探して (樋口 美沙緒 )


八月七日を探して (キャラ文庫) [文庫
樋口 美沙緒 (著)
 高久 尚子 (イラスト)
 


 
 
(あらすじ)

八月七日嵐の夜、事故で三ヶ月分の記憶を失ってしまった高校二年生の水沢涼太。けれどそれ以来、なぜか毎晩強引に抱かれる淫夢を見るように…。これは実際にあった記憶なのか?手掛かりは、生徒会役員で、長身の男―。密かに悩む涼太は、自分と親しい幼なじみで副会長の二宮恭一と、会長の三年生、北川和馬を疑うけれど!?二人から寄せられる想いと真実に揺れる、トライアングル・ラブ。

暑さと湿気でからだがしんだーい!! と

人間も悲鳴を上げつつあるのですが
 
本も湿気で表紙がやたら丸まろうとするのです。

とくにキャラ文庫のカバーって丸くなりやすくありませんか?


巷で人気のある作家さんの様で

愛の巣へ落ちろ!」とか「愚か者の最後の恋人」とかも読んだのですが

ファンタジーのせいか絵柄もお話も可愛らしいものでして

なんとなく琴線にふれませんでした。

このお話は高校生の記憶喪失ものと言うことですし、挿絵が高久さんということで

わりあいに好みなので買ってみました。

今までの作品の中では一番おもしろかったです。


事故で三ヶ月分の記憶を失ってしまった高校二年生の水沢涼太です。

夢の中で手は縛られ強引に抑えつけられ関係をもっていることにも驚くのですが

なにより驚きを感じることは、この関係が初めてではないという感覚と

それにより自分が歓びを感じているということなんです。

肉体の感触と言うか、記憶はあるのですが

それがだれであるのかは分かりません。

恋しく想っている男なのか・・・・

やさしくしてくれる男なのか・・・・

不安に揺れながら今自分ができることを精いっぱいこなし

自分が恋した男との過去を見つめなおし

その失った記憶をとりもどそうとがんばっている姿には好感がもてました。


攻めと言うか恋しい男二宮恭一はむっつり君ですので

自分の弱さをそうそう水沢涼太にはみせません。

本音も吐露できないというか・・・自分の自尊心ゆえにというとこでです

涼太にしても恋しいと思う恭一にはけっして譲れないとこもあり

なかなか想いを素直に伝えることができないゆえにさまざまな出来事が起こったようです。

傍からみたらなんで素直に慣れないんだと言うじれじれとした

高校生の恋の物語

記憶喪失という部分もうまくつかってなかなか美味しい仕上がりでした。




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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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