もしかしたら、みなさん本がもう届いていて
こんな感想&あらすじはいらないんじゃなかろうかという不安に襲われながらも
書いています(笑)
「逃れて」 佐倉朱里(著) 朝南かつみ(イラスト)
誰もいないローカル線の列車の中でねむりを貪る和服の青年と
肩を貸しながらその青年を見守る青年
和服の青年には腕にまがまがしく、あやしい紋様が、あざのようにも刺青のようにも見えている。
急にその紋様が表れたことで不安の境地に陥り、幼馴染であったその青年と連絡を取り
愛をたしかめあうのですが
その紋様になんの意味があるのか、
そういう記述がなかったせいか二人の逃避行がちょっと意味不明すぎでした。
「灰色の海に・・・・」 火崎勇(著) 笹生コーイチ(著)
冬の海で立ちすくむ青年と背後からその青年をきつく抱き締める青年
印象的な絵のテーマは「宿命」だったそうです。
寂しくも暗い冬の海はまるで松本の人生のようだと思っている。
一瞬だけ明るい白波になれたような気がしても、
すぐ灰色の波に飲み込まれ岩壁にあたって砕け散って波頭。
それすらも自分のような気がしてしまう。
愛することができた人に出会っても、彼は刑事で仕事のために自分を利用していただけだった。
それでもよかった。
利用されている間だけでもそばにいられたら・・・・・
「この事件が終わったら一緒に暮らそう」
そういってくれた男のために頼まれてもいないのにオーナーの部屋に忍び込んで、
殺されかけ反対にそのオーナーを殺してしまった。
終わりを迎えるために選んだ場所は
彼の故郷の海だった・・・・。
最後に彼を抱きしめて語る大人の男の言葉が素敵でした・・・
これも、できたら親書でよみたい~(笑)
「赤い小鳥」 椹野道流(著) カズアキ(イラスト)
日本画の作家 × 駆け出し画商
憧れの作家さんの絵がほしくて、押しかけていく画商
彼を一目見て名前も素性も聞かずに招きれる作家
絵が欲しいとこうと、作家は「君がモデルになってくれたら」と言う
もうこれ一目ぼれ同士なんですよね。
挿絵に合わせてどこか隠微な魅力が楽しめました(笑)
「指きり」 水戸泉(著) 斑目ヒロ(イラスト)
刑事×刑事 年下攻めさんでした。
殺された遺体の指だけを切っていく連続殺人魔の張り込みをしている二人
車の中でふたりっきりで指を舐める年下の男
それに翻弄される先輩刑事・・・
指ぜめ(笑)?
長くなったので次に・・・・
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