エロとじ VOL.2―b-BOYアンソロジー (コミック)

エロとじ VOL.2―b-BOYアンソロジー (コミック)
□中原一也『大人のおイタ』（直野儚羅･画）
□かわい有美子『夜間飛行（ナハトフルーク）』（佐々木久美子･画）
□藤森ちひろ『視線』（小山田あみ･画）
□いとう由貴『秘教の女神は蜜にまみれて』（みろくことこ･画）
□夢野咲実『好きだから。』（南月ゆう･画）
□愁堂れな『人狼伝説･淫猥な罠に堕ちて』（松本テマリ･画）
□桂生青依『離れられない』（町屋はとこ･画）
□夜光花『夏休み』（本仁戻･画）
□遠野春日『玉響に永遠を誓う』（巴里･画）
□ふゆの仁子『悪魔の証明』（草間さかえ･画）
□玉木ゆら『淫夢』（一馬友己･画）
□花郎藤子『扉（ゲート）』（わたなべあじあ･画）
□浅見茉莉『番舞』（実相寺紫子･画）
□高尾理一『契約の対価』（北上れん･画）
□みなみ遥『裸エプロンカフェ♂へ行こう！！』
□川唯東子『アンプラグド』
□国枝彩香『Doll』

買うつもりがあったような、なかったような一冊なんですが
 
初回限定版に円陣さんの絵のクリアファイルがつく というのが

最後の押しの一手になりました・・・（笑）

使うつもりはありませんが・・・

ぶっちゃけ人前で出すにはまだまだ心がどこか乙女なあたしには

そこまでの勇気はありません・・・・（笑）
 
もしかしたらあたしも隠れオタクなのかもと思った出来事でした。



ということで内容ですが 一番おもしろかったのはやっぱり国枝さんでしょうー♪

国枝彩香『Doll』
 
短編ですが、

あたしの想像の斜め45度は違う方向の結末に

このかたの漫画家としての力量を感じさせられます。


そして小説ではもうはじけきっていたとしか思えない中原さんです（笑）

中原一也『大人のおイタ』（直野儚羅･画）

友人同士・幼馴染同士・そして何の縁か勤める会社まで同じのおっさんふたり

ひとりは独身

一人は×１

最近は男の勝負パンツがあるという話からあれよあれよとパンツの見せあい＆ＡＶ鑑賞会に

そしていつのまにやら二人で怪しいいたずらを・・・・

あんなとこにあんなものを入れる妄想は・・・・はっきり言っておもろかったです（笑）

おまけに女装から告白劇、ふたりのはじめてのエッチになだれ込むまでのピッチもよくて

短編とは思わせないお話でした。



かわい有美子『夜間飛行（ナハトフルーク）』（佐々木久美子･画）

英国陸軍の美しい中佐は隻腕だった・・・

名門貴族の末裔であり、英国空軍きっての撃墜王として名をはせていたこの青年と

幼馴染であり副官としてこの青年のあとについてきたもう一人の青年のお話です

中佐の身の回りの世話をしながらきかされた話は

自由にするがいいという言葉・・・

中佐からしてみたら隻腕の自分のもとにいるよりはいいだろうという優しい思いから出た言葉でしたが

それは中佐に恋い焦がれながらともに時間を過ごした副官にとっては最も残酷な言葉でもありました。。。

なにかが自分の中で壊れてしまった副官の青年がとった行動は。。

そう下克上ラブでした。

かわいさんの上品で流麗な文章には日本ののだけでなく外国の貴族ものも

うまくあいそうな気がします。

これは長編で読んでみたいと思わされました。




↓クリアファイルをみたいかたは続きをどうぞー（笑）