「純情 3」(小冊子付き限定版)
◎著者:富士山ひょうた
◎発売日:2009年3月21日
◎価格:800円(税込み)
あらすじ:
高校時代の初恋の相手・倉田と偶然再会したライターの戸崎は、当時の想いを暴かれ、身体を重ねるようになる。再び倉田を好きになった戸崎に、倉田も本気を自覚し、ついに両想いに。だがある日、玄関先でキスしていたところを倉田の母親に見られてしまう。関係を知られてしまった二人は、改めて自分たちの関係や立場の違いについて考え――…。大人気作品、いよいよ完結!
1巻と2巻がでたのが2007年でしたので、すっかり内容も手元にもっているのかどうかすらあやふやという事態のまま小冊子付きの3巻を買いました。
まぁ探せばでてくるでしょうということで3巻だけ読みましたが
すいません…すでに内容なんてこれっぽっちも覚えていませんでした(笑)
攻め役の倉田とは高校の同級生でしたが、恋の告白なんて思いもしないまま転校という事態になったみたいです
大人になって再会し、高校生のころに思っていたのは実は受けの戸崎だけではなく
倉田も意識していたみたいです。
恋が始まって、愛に代わっていく途中でいろいろあったみたいでしたが
お互いの気持ちが熟成し、生活に当たり前のように組み込まれていくエピソードが丹念に描かれておりました。
3巻では倉田のおかーさまの存在が強烈でした。
平穏な家庭の裏で不倫をしていたことを息子から夫に報告はされるという奔放な方のようですが
息子に対する関心というか依存度が並大抵ではなく電話攻撃しまくるわ、息子の部屋に押し掛けるわ、可愛い娘さんを紹介しまくるわ
すごいです。
母ゆえの愛情なのか、たんなる自己愛の延長なのか今一歩わかりずらいですけど、まぁ愛情には間違いはないのでしょうねぇ。
まぁ現実に息子が恋しているのが同性とわかったあかつきにはこういう反応が当たり前なんでしょうねぇ。
花も嵐も踏み越えて・・ではないのですが
幾多の問題も乗り越えて、お互いの気持ちも熟成させて
さぁ楽しい新婚というか、同居生活がはじまります。
いつも会って同じ時間を共有していたふたりですが
同居となると今までみてきた以外の面をみせるようにもなり、見ることになります。
お互いのぺースの違いとか、生活の考え方の違いを楽しめる二人でなきゃ
なかなか同居はできないなという感じでした。
富士山さんはこういう小さなエピソードを積み重ねていくのがうまい作家さんだと思います。
さぁ
がんばって一巻と二巻を探してまとめて読もう(笑)
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