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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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もう一度キスから (火崎 勇)


もう一度キスから (ルナノベルズ) [新書]
火崎 勇 (著), 北沢 きょう (イラスト)

もう一度キスから (ルナノベルズ)



(あらすじ)

お前が今、誰のものでも必ずまた俺のものにする──

恋愛は駆け引き、先に好きと言った方の負けーー。
そう信じる峰岸は恋人の大杉へ素直に想いを告げられず、いたずらに傷つけてばかりいた。だがある日、助けを求める彼をそうとは知らず撥ねつけてしまう。気づいた時には遅く、大杉は黙って姿を消してしまった。必死で行方を捜す峰岸だったが、杳として知れぬまま月日は過ぎ、やっと巡り合えた彼の隣にはすでに新しい恋人がいた。諦めきれない峰岸は、身勝手と知りながら、大杉を取り戻すため、その手を伸ばすと決めて…!?
昔ながらの火崎さんスキーとしてはあらすじと挿絵で購入いたしました。

ある意味火崎さんの王道ともいえるパターンではないかという 感じがしました。

攻めはあくまでも自信満々で受けを振り回して喜びを感じるタイプ

受けはどこまでも純情で惚れきっていることに喜びを感じているタイプ

なので破綻は少ないというか安心して最後まで読みきることが できました。

でも破綻が少ないということは ちょっとトキメキトかドラマ性がないということなので

火崎さんに慣れたひとにはちょっとどうかな・・・

安心感と安定感を楽しめるとは思います。


あらすじ的には惚れきっている受け (大杉)を振り回してもてあそんだ挙句放置プレイしちゃって

見限られた攻め(峰岸)

峰岸は捨てられて初めてどんなに大杉が大切でいとおしい存在かを思い知る。

いや、つきあっていたときから大切な存在だということは認識していたのですが

恋はゲームとばかりに自分勝手なルールで大杉をもてあそんでいましたね。

それこそが手に入れる一番確実な方法とばかりに思っていたのです。

再会してもう一度手に入れたくてこんどこそと頑張る峰岸

大杉の気持ちも峰岸に向かっていたのですが

また裏切られもてあそばれ待つだけの生活が耐えれないので必死になって

好きだという感情を隠しておりました。

再会したふたりが、

おもに峰岸が今度はがんばって大杉の気持ちを得ようとがんばっているあたり

もっと苦しんでもいいのじゃない?なんて悪魔のように思ってしまいました(笑)

ペーパーが付いておりまして

同棲を始めたふたりのお話です。

一度は逃げられた過去を持つというか、脛に傷があるので

家に帰ってきて大杉がいないと不安になります。

そんな峰岸の不安を理解して優しい言葉をかけてはくれますが

ご飯をつくるから寝たふりはやめてねと言われます(笑)

惚れた女房の尻に敷かれるのもまた一興と思います♪



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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
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