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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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うそつき(烏城 あきら)



うそつき (二見シャレード文庫)
烏城 あきら (著)
桃月 はるか (イラスト)

(内容)

あんまり泣かんように、早ぅに慰めに来たってな 輝ちゃん
トラック運転手の輝夫とSAの販売員の誠。忙しい輝夫に会えるのは週にほんの数時間。
それなのに誠はHがうまくできなくて…

夜逃げした両親に置き去りにされ、叔母に育てられた誠。高校を中退し、高速道路のサービスエリアで天津甘栗の
販売員として勤める彼に声をかけてきたのは、若干二十三歳で運送業を営む輝夫だった。
休憩時間のトラックキャビンでの短い逢瀬。輝夫はためらいなく誠を求め、誠は戸惑いながらそれに応えようとす
るが、ある出来事がきっかけで輝夫の態度がよそよそしくなって…。
サービスエリアの常連でバイク便を営む修平とその恋人・克美の物語「ひみつ」と、2カップルの書き下ろし後日談
「わがまま」を収録した三本立て




この作者さんのお話としては  「」しか読んだことがなかったのであまりにもイメージが違うなというとこがこの作品の初読みの感想です

あも隠微な陰花植物のようなじめじめ感はほとんどなく

なんというか主人公の青年の性格もあるんでしょうが全体的にあっけらかーんとした恋のお話でした

お店を始めたいと思っていた両親は悪徳金融業者に騙されて

誠をおいて夜逃げをしたしますが、面倒をみてくれる優しい叔母もいますし

月に一回は連絡もくれます

高校を中退してしまったのですがバイトで生活はできるようですし

恋も見つけれました

まぁ青春の勘違いが原因で恋人ともあれやこれやありますが

結局は勘違いと誤解と曲解の積み重ねで

きちんと話し合えばややこしくなかったのにねーという感じです

こういうお話も悪くはなかったですし

もうひと組のカップルのお話も好きです

サービスエリアの常連でバイク便を営む修平とその恋人・克美の物語

克美がじつはどんなに修平を愛し続けていたのか考えるとせつないです

大人の恋の苦しみ悲しみのほうがいまの気分にぴったりだったせいも

あるとおもいます




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年下の男(池戸 裕子 )




年下の男 (ショコラノベルス) (新書)
池戸 裕子 (著)
あじみね 朔生 (イラスト)


(内容)
大手アパレル会社に勤める瀬尾直は、ある朝オフィスビルのエレベーターの中で見知らぬ男から、商談成功のためにはどちらのネクタイがいいか選んでくれと突然声をかけられる。同じビル内にある有名商社の新人で氷室鋭司と名乗ったその男は、年下ながら堂々とした体躯を持ち、明るく物怖じしない性格でその後何かと瀬尾に懐いてくる。困惑しつつも友情以上の好意を隠そうともしない氷室に満更でもない瀬尾だったが、ある日彼が実はまだ二十歳の大学生で、このビルで美人をゲットするという賭けをしていたことを知り…。



同じ日にでていた。石原さんの「未成年」を手に入れるつもりでしたが

なんとなく挿絵さんと相性が悪いような予感を感じ

急遽こちらを購入ということにいたしました

年下ながら明るくて物怖じしない性格の同じビル内に働く新人氷室に

ネクタイのことで声をかけられたことでこのお話は始まります

瀬尾も、氷室を気に入りなにかと目をかけていくうちに

恋が芽生えるのですが

実は氷室はまだ大学生でこのビルで美人をゲットするという目標を

もって瀬尾に声をかけてきたようです

そのことを知りショックを受けた氷室は別れの言葉を突きつけます




セオリー通りのお話で気負いもなく淡々と読めていきます

そうそう年中問題や困惑や切なさが落ちていたらあたしも疲れるので

そういう意味では安心して読める本です


「俺のものになってください。」




年下の彼を手に入れるには、根気も辛抱も必要なようですが

もし、彼が途中で心変わりしたときのリスクは年上にはあります

そういうピュアな気持ちを楽しみたい方いかがでしょうか?






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明日も愛してる(安芸 まくら)




明日も愛してる (Holly NOVELS)
安芸 まくら (著)
深井 結己 (イラスト)

内容紹介
愛は繰り返す。
どんなときも、いつまでも、永遠に。

朝、櫂は、見知らぬ部屋で目が覚めた。
戸惑っているとツダと名乗る男に、
自分は櫂の「ハウスキーパー」だと告げられる。
しかし櫂はツダを知らない。
ましてや世話になった覚えもなく…。

内容(「MARC」データベースより)
朝、櫂は、知らない部屋のベッドで目が覚めた。眠りにつくまで櫂は18歳だったが、枕元に置かれたファイルには「現在のおまえの年齢は35歳」と書かれていた。戸惑う櫂の前に現れたのは、ツダと名乗る男で…。



たった1日の物語なんですが

忘れるということがどんなに本人も周囲も

つらいことなんでしょうということがよくわかりました

でもこの方たちはゆるぎない愛情と十分な資本があるようで

忘れていく本人にも

お世話する彼にも明日の食費はどうしようという日常生活での

辛いことがないようなのがよかったです(笑)

それ書いてしまったら辛気臭いBLになるでしょうがw

木原さんといい安芸さんといい

ホーリーは高知県の作家さんが好きなんでしょうか・・・

でも読み応えのある一冊でした

でもー

なんか前にこれに似たような漫画読んだような記憶があるんですが

鳥頭なので思い出せません・・・・

誰か教えてください・・・


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帝王と淫虐の花(あさひ木葉)



あさひ木葉(著)
朝南かつみ(イラスト)
ガッシュ文庫





(内容)

艶やかな美貌の朱雀雪緒は、弱冠29歳にして東亜系と呼ばれる組織で一つの組を統べる極道。ある日、香港黒社会に君臨する李麗峰を殺せとの命が下り、雪緒の心は揺れる。なぜなら、麗峰は密かに想い続けていた男だったからだ。12年前――組長の性奴だった雪緒は、取引の道具として李家に一時期預けられた。当然、慰みものになると思っていたが、麗峰との閨事は甘く、彼は雪緒が望む知識も教授してくれた。生きる拠としてきた男を殺すか否か、迷いを抱えたまま雪緒は香港に向かうが…!?




夏ばてーといいながらもしっかりと読んでおりました(笑)

これは設定がおもしろそうなのと、挿絵に魅かれて初めて買ってしまいました




怪しげな中国の雰囲気もよかったです

かわいい顔をもっているがために両親の心中のあと

やくざに囲われ調教されましたがなかなか懐こうとはしない雪緒でした

薬を使われ体だけは淫猥になることに甘んじている生活を続けておりましたが

性の奴隷として生きることになれません

あるとき、組長から取引の道具として李家に預けられそこでも

もてあそばれると思いきや・・・

麗峰と出会い生きていく力と知恵を与えられ

組長にもてあそばれるのではなく男を食らってのし上がっていけと

教えられるのです

まぁ

ある意味転落しかない人生の恩師w?

髪が長い攻めが印象的というか、かなりエロい雰囲気がありますが

受けくんも髪が長いのでたまにどっちがどっちなんだろうと悩むことがありました・・・・



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皇帝(カエサル)の婚礼(秋山みち花)



皇帝(カエサル)の婚礼
(ショコラノベルスハイパー)
2007年4月10日発売
秋山みち花/著
佐々成美/画

(内容)

宮園杏里はイタリアの北方にある生まれ故郷の島を十六年ぶりに訪れる。姉弟のように育った幼なじみの結婚式が行われる予定だったのだが、なぜか花嫁は失踪。花婿であるイタリアン・マフィアの首領――コンラード・セルビエリから、身代わりとして花嫁になることを要求される。初恋の相手でもあったコンラードを、杏里は拒むことも出来ず、代役を果たす。ところが式の後、花嫁の役目としてコンラードに無理やり抱かれてしまい、夜毎のように快楽を教え込まされる。そんな時、失踪していた幼なじみの行方がわかり……!?



なぜフェアーでこれを選んだかといえば・・・

佐々さんの挿絵がよかったからです

初読みの作家さんかなと思っていましたが。実は読んでたみたいです・・・

鳥頭もここまで極めればですね(笑)


宮園杏里は幼馴染の結婚式に出席するため生まれ育った懐かしい島を訪れます

しかし、なぜか花嫁となる幼馴染は失踪し

家族は戸惑いとともに不安が隠せません

なぜなら、結婚相手はイタリアン・マフィアの首領だったのです

両親をなくしたあとよくしてくれたその家族のために

花婿となるはずだったコンラード・セルビエリのところに説明に向かう

杏里でしたが・・・

というハーレクインテンプレどおりの出来事から始まって

終始愛のあらしにもまれて二人は幸せにという

ある意味王道のお話にエロと愛欲とほんの少しのサスペンスと

きれいな挿絵に大満足の一冊でした

小冊子もけっこうおもしろかったし(笑)

(でも、付いているクリアファイルを使用する勇気はないとおもいます・・・・)








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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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