ふしだらな密室 (ビーボーイスラッシュノベルズ) (単行本)
ななお あきら (著)
門地かおり(イラスト)
(内容)
尊敬する議員の代わりに逃亡者となった接触恐怖症の議員秘書・和士。逃がし屋・御堂の店に潜伏するが、そこは男が男にHなマッサージをする店だった!!風俗業へと転身するべく、御堂から受けるエロマッサージ訓練。涙がでるほど拒否を示していた和士の身体は、御堂のいやらしい手で快楽の渦に堕とされて…。嫌だったはずなのに激しく感じまくり、悶え喘いで乱れてしまい!?エロボディ開発ラブ、H満載のオール書き下ろしで登場。
買うつもりはなかったんですが、
門地さんの挿絵のあまりにものエロさにやられて購入に至りました・・・
感想は・・・
乾燥していません!!
あまりにも濡れ濡れしておりますという一言でもよいような・・(笑)
ななおさん自体は好きな作家さんの部類にはいっていて、
同人誌も何冊か買わせていいただいている方なんですけど
なんというか。。。リブレという媒体がからむと面白くなくなる作家さんだと思います。
筋立て自体は政治スキャンダルというか、汚職絡んでいる議員の身の潔白を信じて
身代わりに行方不明となる決心をする議員秘書さんは実は接触嫌悪症
逃し屋として名高い御堂の店に匿われ、男相手のマッサージ屋さんのお手伝いをしていくうちに
将来生きていく手助けとなるようにとカなんたらかんたら
わけわからない理由で手ごめにされちゃっていくんです。
積め込みすぎというか・・・・
議員秘書さんの接触嫌悪症の理由も、それのよる生活の支障の程度もけっこうあいまい
行方不明になるくらい議員さんを信用しているけど
その汚職の証拠はバッチリつかんでいるようだし
逃がし屋の御堂も魅力的な人間なんだとよくわかるんだけど
議員秘書にちょっとづつ魅かれていく理由がよくわからないというか
全般的に無理やりエロエロしい雰囲気にもっていかなくてはいけないので
本質的なお話の筋がつかみにくいし
人間の魅力が描き切れていないような気がして
なんか物足りない一冊でした。
すごくすごく残念なんです・・・・
このあらすじのほんとうにねちっこくてエロい雰囲気を書ききりながら
この作者さまが書きたかった人間模様を書き込むには、
あともう一冊必要なんじゃなかったのかなという感触です。
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