スイート・セプテンバー (SHYノベルス) (新書)
藤代 葎 (著)
水名瀬 雅良 (イラスト)
(内容)
「俺、ここにいてもいいですか?」誰も自分を知らないところでやり直したい、そう願った御崎夏南は、幼い頃に一度だけ訪れたことのある海辺の町に降りた。そこで気難しいうえに偏屈なカメラマン、橋場洸陽のコテージに住み込みで、家事雑用の仕事をすることになる。過去から逃げてきた夏南。怪我によりカメラマンとしてのキャリアと同時に希望も失った橋場。傷ついたふたりの出逢いは、やがて新たな希望をもたらすのだが…!?海辺の町で生まれた愛と再生のラブ・ストーリー。
一年前のj庭の帰りに読みこんだ記憶がありまして
たしか、デビュー作で挿絵が奈良さん
今回は水名瀬 雅良さんということはけっこう期待の新人さんではないかと思われます。
文章も上手で上手にまとめられておりましたが
今回はあっさりーとした感があります。
内容的にそういうのを狙っているのかもしれませんが、十分次作というか
三作目が期待される作家さんだなと思われました。
家庭でゲイであることを疑われ否定されぼろぼろに傷ついた少年夏南
唯一の味方というか自分を守ってくれる存在であると信じていた人物が
実はとんでもないやつで・・・
なにもかもから逃げ去って新しくやり直そうとするために
昔一度だけ訪ずれたことがある街にやってきて、
そこで知り合った海辺のカフェのマスターの紹介で
雇い主である元カメラマンの橋場洸陽の家政婦として働く
お互いの心の傷をなめ合うことではなく
互いが互いにとってかけがえのない存在となっていく過程はほんとうに読んでいて楽しく心弾ませてもらえました
けれど幸せな長くは続かず・・・・
海辺の町に信頼していた過去の人物が訪れるのです・・・・
ぶっちゃけていえば・・・
あんまり印象に残るお話ではないんです
お話もBLのテンプレ道理に進んでいきますしね。
挿絵効果があるせいか妙にさっぱりとした印象がいなめません。
でも、ドロドロしたものを読みたくないときはいいかもとお勧めで(笑)
[0回]
PR