忍者ブログ

Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

奥さんにならなきゃ  ( 黒崎 あつし)

奥さんにならなきゃ (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
黒崎 あつし (著), 高星 麻子 (イラスト)

奥さんにならなきゃ (幻冬舎ルチル文庫)



(内容)

ちょっと怖いけど頼れる上司に、楽しく片思い中の能天気な会社員・津田颯矢。
上司に恋人が出来たとの噂を確かめるためにこっそり尾行するが、
不審者と間違われバレてしまう。
でも、その時に知り合ったカメラマンの御崎信高に惚れられ、
以来熱心に口説かれることに。
片思い中とはいえ、まんざらでもない颯矢だったが、信高の家に居候することになって―!?




疲れた時は気楽な恋のお話がいいのですが

これは、なんというか突き抜けたような明るい人が主人公でした(笑)

ちょっと怖いけど、自分のことを「バカバカ」いっちゃう上司に恋した青年颯矢

その颯矢の面倒をみているうちに

失われた仕事への情熱とか生き方までも励ましてもらってたカメラマンの御崎信高

ふたりの恋の物語です。


過去に傷はあれども楽しく生きるという信条はすごく好きです。

でも考えないにも程があるよねという出来事があちこちにちらほら(笑)

頼れて、憧れている上司に恋人がいるかという噂を聞いて

その噂を聞きつけて尾行しちゃうのはいいのですが

上司の恋人に嫉妬しちゃうのではなく

いつかその恋にもターンがあって自分の番がくるんじゃないかと

やたら明るいし

自分に告白してきたゲイの男を前にして酔払ちゃって寝こけちゃうし

翌朝裸になっているうえに触りっこしたと聞いてもおののかないし

自分の寝姿や裸を写真で撮られてもまぁいいかだし・・

おばちゃまには最近の若い男の子がわからない~

という気持ちを堪能出来ました(笑)









拍手[1回]

PR

【小説Chara vol.29&キャラ文庫】キャラ文庫特製小冊子

毎年恒例の小説Charaとキャラ文庫を購入するといただける

キャラ文庫特製小冊子がいただけるようです。

【小説Chara vol.29&キャラ文庫】キャラ文庫特製小冊子→HPへ

小説 Chara (キャラ) vol.29 2014年 01月号 [雑誌]



必要なもの 小説Chara vol.29(11/22発売)と
        キャラ文庫11月刊(11/27発売)or12月刊(12/20発売)いずれか1冊



応募方法 小説Chara vol.29についている払込取扱票を切り取って必要事項を記入し、
        必要な代金を用意して郵便局でお支払いください。
        キャラ文庫11月刊または12月刊の帯についている応募券を応募台紙に貼付し、
        払込金受領証またはご利用明細票とともに送ってください。


毎年毎年楽しみにしております。

この小冊子!!

でありますが、ことしは「HOLLY MIX」のように出版社様のご英断で

でた小冊子の単行本がありまして

その購入の気楽さが案外ほんとうに気持ち的にも楽ちんでしたので

なんかめんどくさいなという気持ちがどこかにあります。

とぶつぶつ言っても応募するんですけどね(笑)



ええ、雑誌も購入しちゃいますし、文庫は買う予定の本がありますし

払込票を使って金額を入金し、払込受領票をコピーして手元に保存して

応募台紙に住所・氏名・郵便番号を書いて

応募券を貼って

封筒に切手を貼って

住所・氏名を書いて・・書いて・・・

応募して・・・・半年くらい待ちますよ・・・・


小冊子の内容ですが、8作品の番外編が収録されるということです。

先輩とは呼べないけれど (キャラ文庫)

感想はこちら→☆☆



花屋の店番 毎日晴天! 12 (キャラ文庫)



神様も知らない (キャラ文庫)



きみが好きだった



溺愛調教 (キャラ文庫)



同い年の弟



二つの爪痕 (キャラ文庫)



学生寮で、後輩と (キャラ文庫)





この小冊子も・・こんなめんどくさいことしなくても

本屋さんで発売してくれないでしょうか?(笑)








拍手[1回]

恋はドーナツの穴のように (砂原 糖子 )

恋はドーナツの穴のように (ディアプラス文庫) [文庫]
砂原 糖子 (著), 宝井 理人 (イラスト)

恋はドーナツの穴のように (ディアプラス文庫)



(内容)

ドーナツ屋店長の倉林は、多すぎる業務、使えないバイト、単調な毎日に疲れきっていた。
携帯の中の元恋人のアドレスを眺めては、束の間の現実逃避をする日々だった。
一方、新入りバイトの凛生は今時の冷めた高校生。
恵まれた容姿で女の子にもてるくせに、他人に興味を持てないでいた。
けれど黙々と仕事をする倉林の携帯電話を眺める横顔は妙に気になって…?

バイト高校生×ドーナツ屋店長の12歳年の差ラブ。




自分が食べ物のお話・・とくに美味しいお話に弱いと娘に指摘されたのは

家にある絵本のラインナップのせい(笑)

「ぐりとぐら」のフライパンで作るカステラとか

「ちびくろサンボ」のホットケーキ

「バムとケロ」のドーナツ

そういえば「ハイジ」に出てくる白パンに憧れてましたし、

おじいさんがパンにとろとろに溶けたチーズを載せてくれるシーンを真似て

マーガリンをてんこ盛りに塗って食べた記憶があります(笑)


これはあるチェーン店のドーナツ屋さんの店長と

高校生のバイトの美味しい恋の物語です♪

店長とは名ばかりの雑用係もしなきゃだし、使えないバイトの穴埋めもしなきゃだし

通常の業務も盛りだくさんの毎日の中疲れきっていた倉林でした。

そんな生活の中での唯一の潤いはといえば・・・

昔の彼のアドレスを眺めること・・・


最初はまったくもって戦力外だったバイトの凛生は綺麗な顔しているけれど

ちょっと?ほとんど他人に興味のない風変わりな男の子

けれど、彼もまた幼い時に母の不倫行為をかいま見ていらい

心の傷がかさぶたになったまま残されていたのです。

倉林の元カレに妻がいたことに憤慨したのは

過去の傷から血が出そうになっていたからだけど

それだけではない何かがあって・・・


お互いに傷を持ちながら

二人が一緒にいる時間でそれが癒やされていくほのぼのとした

ドーナツの甘さを感じるかわいいお話でした。



唯一の欠点は・・・読みながら某チェーン店のドーナツが食べたくなることかな(笑)






拍手[1回]

従者にあらず ( 椹野 道流)

従者にあらず (プラチナ文庫) [文庫]
椹野 道流 (著), ウノハナ (イラスト)

従者にあらず (プラチナ文庫)



(内容)

あんたが俺だけに我が儘を言うってのは、いい気分だ。

パン屋のホルガーは、毎晩やって来る客の魔法使い・ロテールが気になっていた。
無表情で無感情な彼に戸惑うものの、その惨憺たる食生活を聞いて、放っておけなくなる。
拒絶するロテールを「親切の押し売りだ! 」と説き伏せ食事をさせ、
頑固で面倒な奴と思いつつも、せっせと世話を焼いた。

そして酔ったロテールが露わにした脆い素顔に、たまらない気持ちになって抱き締め……。



表紙とあらすじに惹かれて購入いたしました。

されどご主人様 (プラチナ文庫)」のスピンオフ作品らしい・・

と気がついたのは読んだ後で・・

これがほんとの後の祭り(笑)?

世界観は同じかもしれないけれど、そちらの作品の方は

最近は少年よりは親父のほうが好みなので読んでおりません(笑)

が、まったく内容的には支障なく読めました。



魔法の腕はピカイチなのだけど、今一歩人間としては不器用な魔法使いローテル

一日の食事は古いパンを湯に浸して食べるだけ・・・

古いパンがなければ白湯だけでいいとか・・

なんかどこかが変なのです。

短い会話からすこしずつ彼に惹かれていくのです。

6年間毎日パンを売り買いしていて名前を知って

彼の過去をほんとうに少しずつ知っていくのです。


貧しさゆえに親に魔法使いに売られたロテール

魔法使いの師匠も食生活に興味があるわけではなく

ただ生きていくために食べれたらそれでいいという考え方でしたので

ちゃんとした食生活をしてほしいというホルガーの気持ちが今一歩理解できません。


そんなある日ロテールが5日も現れないのです。

心配になって押しかけてみれば・・・なんと寝食も忘れて難しい薬を作って

倒れてしまっていたという・・・

彼のために夕食を用意したり、細々と世話を焼くシーンはほんとうに

ほのぼのを楽しむことが出来ました。

魔法使いロテールの過去の生活のあれやこれやとか

過去の友人の話とか心痛む話もあちこち取り混ぜてあったのですが

最後は幸福でいてよかったねーという感じで終わっています。


明治さんの「坂の上の魔法使い」に似た世界観かな・・・

漫画と小説ではすこし違うかもしれないけど

大切な人に出会って、守って、守られて細々お世話してもらえれるお話というのが

好みだと気がついた一冊です(笑)






拍手[1回]

春へ (朝丘 戻)

春へ (ダリア文庫) [文庫]
朝丘 戻 (著), 小椋 ムク (イラスト)

春へ (ダリア文庫)



(内容)

俺は手紙を届けにいく。父さんが昔、渡すことのできなかった大切な人への手紙を―。
高校3年生の小嶋十希は父を亡くし、工藤旭のもとを訪れた。
彼はかつて父が恋をした相手であり、十希にとって道標となる絵を描いた、憧れの画家でもあった。
しかし、旭は十希が息子だと知ると「帰れ」と拒絶してきて。

雪の降るころ、一通の手紙から始まる恋のはなし。




若くして亡くなった父の後輩へ渡すことができなかった手紙を届けるために

十希は憧れていた画家の工藤旭のもとを訪れることからお話ははじまります。

父は高校生の頃に後輩であった旭の孤独や絶望感を知り

それが恋に近い感情だと気がついたのです。

けれど父には幼馴染の彼女もおりましたし

なにより旭にとっては突然の告白はけっして受け入れられないものでした。

家族に愛されることなく育った旭に愛情を分け与えたかったという父

父と彼女ととの静かな愛情をそばにいることで安心していた旭にとって

それは大きな裏切り行為だったのです・・・

自分の死を間近にして父が思うことは


旭が不幸でなければいいのにという願いでした。

無愛想で傲慢で横暴で、でもどこまでも実直な旭に

十希は惹かれていくのです。


まぁ・・たしかに絵を書く才能はあっても

大人としての自覚が薄いというか・・・

社会生活とか、綺麗な部屋なんかより絵を書くことに専念したい。

というダメな大人に惹かれてしまうというか

可愛いと思ってしまう気持ちはよくわかるよ。うんうん(^_^;)

「旭を幸せにしたいから」なんてかわいい告白されたら

胸がキュンキュンしそうです(笑)

十希の未来をねがって、両親の思いをはばかって

その告白をけっして受け入れることのない旭の頑固さが

可愛らしいというか・・・大人げないというか・・・

全般的にダメな大人に恋したらこんなにたいへんなんだという思いでいっぱいでしたが

旭の絵をみて別れを決意した十希に秋山が言うのです。

旭に「親を納得させるくらい愛せよ」と

もうね、この秋山の言葉を聞いただけで満足しました(笑)






拍手[1回]

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

コメント・トラックバック等大歓迎です

Twitter

カテゴリー

カウンター

最新コメント

[01/09 suuny]
[01/09 suuny]
[11/23 Lianha]
[11/22 さなえ]
[11/07 Lianha]

最新トラックバック

ブログ内検索

BL×B.L.People