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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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たとえ偽りの運命であっても  ( いとう 由貴 )

たとえ偽りの運命であっても (SHY文庫22) [文庫]
いとう 由貴 (著), 門地 かおり (イラスト)

たとえ偽りの運命であっても (SHY文庫22)



(内容)

可愛いアレク、おまえはわたしだけのものだ・・・

痩せっぽっちで苛められっ子のアレクは、夏期休暇のため生まれ育った家へ帰省する。
それはアレクにとって憂鬱な日々の始まりだった。
優秀な兄たちと違い、出来損ないのアレクは家族からも、使用人からも疎まれていた。
そんなアレクの心の支えは、従兄弟のレナードだ。
いつでもアレクを理解し、優しくしてくれるレナードが
アレクは大好きだった。
レナードもまたアレクをなによりも大事に想ってくれる。
レナードが与えてくれる愛をアレクは盲目的に受け入れるが・・・
人気シリーズ最新作、「たとえこの恋が罪であっても」「たとえ禁じられた恋であっても」「たとえ背徳の罠に堕ちても」に続く
シリーズ第4弾書下ろしでついに登場!




「たとえこの恋が罪であっても」で泣きに泣いた記憶があります。

書き下ろしも加えての文庫化で3冊とも新書と両方もってはおります。

これはSHYさんのHPで配信されていた作品です。

短いお話だった・・ような記憶があるのですが、こうして紙の本としてまとまってくれてうれしいです。

保管に困ることはあってもやっぱり紙で読むほうが好きな年代なのです(笑)


大仰な名前に込められていたのは両親の期待と愛情だったはずなのに

その理想に一ミリも近づけないことで両親や兄弟だけでなく使用人からさえも見下され

学校では苛められていたのです。

瑞樹と友達になり学校での生活は過ごしやすくなっていたものの

長期の休暇となれば憂鬱な我が家に帰るしかなく・・・

そんなアレクの唯一の救いは従兄弟であるレナードだけなのです。

幼い時から自分を大切にしてくれて愛してくれる唯一の存在

そんなレナードにとってもアレクは大事な存在なのです。

幼い時に両親を事故でなくしたレナードを慰めたものは幼いアレクなのです。

レナードが抱けば泣き止み、食事を食べる小さな赤ちゃん笑顔に救われていたのです。

猫かわいがりすぎて、閉じ込めて自分のためだけに生きる存在にしたいとの

腹黒い想いを知りもせずただただレナードの思うとおりになっていくアレクなのです。


この状態が不幸なのか幸福なのか・・と問われたらすごく疑問を感じるのですが

たったひとりの運命の人を見つけたら

腹黒くなっても手に入れたいと画策する執着攻めも好きなので

あたし的には楽しめた一冊です。


コメントレスです♪

まるさん

>最近の慈英&臣BLというより普通の恋愛小説のように感じていました。
あーまさにそのとおりですよね。
いやBLもボーイズラブなのですけどね(笑)
事件とか事故とかやたら過去がまとわりついてきたふたりなので
もう平和でイチャイチャだけでもいいんじゃないかと思ったのです(笑)
新しい展開になるのも楽しみなんですが、事件はもういいかなぁと・・
ヘタレなんです;;)

「いつも王子様が♡ 」がコラボ作品と教えて頂いてありがとうございました!
出版社さんの思惑にまんまとのり二冊揃えてしまいましたが、楽し萌えれました♪
佐原のツンデレぶりはほんと・・波多野を思い出しましたね。
どっちも変に右斜め横にそれた愛情表現をしてくるので
それぞれの相方さんにしか恋心は伝わりにくいかもですが
どっちもたしかに破れ鍋に綴じ蓋カップル・・・(笑)

>初めてのレーベルでどうかなと思っていましたが、しっとりとした大人のお話で良かったです。
ほんとですよねー
月村さんとデイアプラスというイメージが強すぎてちょっと違和感もあったのですが
大人のしっとりとした恋愛が展開されていてすごくよかったです♪
もちろん木下さんの挿絵効果も大きいとは思います~

それぞれの巻末についていた短いお話もすごくすごくよかったし
なによりあのペーパーがほんとよかったですよね!
これだから特典付きを諦めることはできないんですよね・・・(笑)

本が増えるということは萌えが蓄積されて嬉しい事なのですが
収納に困るという一面もあるのですよね・・・
いつか宝くじにあたったら個人的なBL図書館を作ってみたいです(笑)

コメントありがとうございましたm(__)m

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眠り王子にキスを   ( 月村 奎)

眠り王子にキスを (SHYノベルス313) [新書]
月村 奎 (著), 木下 けい子 (イラスト)

眠り王子にキスを (SHYノベルス313)



(内容)

もう、一生、恋はしないと決めていたのに・・・
傷ついた心を
優しく癒してくれる
月村奎の物語!!

デリのオーナー兼シェフの堀篤史には、気になるお客がいた。
人懐こい笑顔にスーツがよく似合うサラリーマンと思しき男だ。
週に二回ほどやってくる彼とかわす会話が、最近の密かな楽しみだった。
彼の人懐こい笑みを思い浮かべると胸の奥に小さな火が灯るのだ。
でも、傷ついた過去の経験から、篤史はもう一生恋愛をしないと決めていた。
それなのに、彼──宮村に料理を教えることになって!?
番外編コミックス(木下けい子)『赤ずきんちゃんの誘惑』も特別収録!





月村さんのデイアプラスでの作品が好きでしたので

新レーベルでどういう風になるのかちょっと不安でしたが

新しい部分といい部分がちゃんと噛み合っていて良い作品になっておりました。

過去自分の性癖のせいで家族に傷をつけてしまったと感じ

常に自己評価を低く生きてきた堀

デリのオーナーであり、料理教室の講師もしており

傍目から見たら順風満帆であると思われるのに・・・・

恋人もいないし、友人もいないと語る彼の生き方はどこか切なくて哀しいです。


気になる人はいます。

デリによくお買いものに来てくれている人懐っこい笑顔にスーツがよく似合う宮村です。

けれど時々サラダの量を多くサービスしてあげるだけ

見ているだけの恋なのです。

自分にはそれで十分と決め付けているのですよね・・・

宮村の出張のお土産をもらったりとか、料理教室に参加したり

電化製品を一緒に買いに行ったりとかのアプローチに全然気づきません(笑)

でも精一杯の愛情で堀を包んでくれるところが楽しかったです。


お話のインパクトとしては「いつも王子様が」のエスっけのある攻めがありましたが

これも心あたたまるいいお話でした。

鈍い・・・狼さんに恋した赤ずきんちゃんの努力を堪能したい方

いかがでしょうか(笑)

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アニメイト×CIEL&ルビー  周年記念フェア

アニメイト×CIEL&ルビー 周年記念フェア

今年でルビー文庫は21周年・CIELは20周年!

これを記念して、全国のアニメイトさんにて

『アニメイト×CIEL&ルビー 周年記念フェア』を開催中されております!!

期間中、対象の雑誌本誌もしくはコミックス&文庫を各1冊購入したら

全編かきおろしの豪華小冊子1冊をプレゼントいたしますということです。

■ルビー文庫小冊子作家ラインナップ

秋月こお先生、水上ルイ先生
成宮ゆり先生、鴇六連先生


■CIEL小冊子ラインナップ
こうじま奈月先生、みなみ遥先生、蔵王大志先生、影木栄貴先生、高城リョウ先生、
南条つぐみ先生、鈴倉温先生、真山ジュン先生、毬田ユズ先生、嶋二先生、
佳門サエコ先生、中田アキラ先生、蜂田キリー先生、佐倉ハイジ先生、
鷹丘モトナリ先生、白松先生


■フェア開催期間
2013年11月28日(木)~2013年12月23日(月)


■対象商品
・12月刊を含むルビー文庫全点
・CIEL 1月号
・コミックス あすかCL-DX 全点


正直・・ルビー文庫ってあんまり購入しないのですが

成宮さんはデビュー作だったか?「野蛮な恋人」が好きだったので

ちょっとほしいかも・・

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いつも王子様が♡ 木下 けい子 (著)

いつも王子様が (H&C Comics) [コミック]
木下 けい子 (著)

いつも王子様が (H&C Comics)



(内容)

アシスタントのリクエストでハウスクリーニングを頼んだエロ漫画家の朝比奈こと
ヒナの前に現れたのは、
中学生時代の憧れの佐原先輩だった!
かっこよくて、なんでもできて、でもちょっと意地悪で、そんな佐原が大好きだったヒナは、
一大決心、転校する日、告白したのだ!
でも、佐原の返事を待たずに告り逃げしてしまい・・・
それから十年・・・再会は悪夢に!?
優しい顔の王子様は、実はとっても意地悪で

『眠り王子にキスを』番外編小説『眠り王子におしおきを』(月村奎)特別収録!





SHYノベルスでこの漫画のリンク作「眠り王子にキスを (SHYノベルス313)」を購入予定と

書いた記事を読んで

いつもコメントをくださるまるさんからこの作品がコラボしていることを

教えていただいたので購入いたしました。

これがもうスマッシュヒットとでもいいましょうか!

あたしの大好きな横暴で傲慢なツンデレ?攻めがおりまして

それが主人公である朝比奈を可愛くいじめたおしているのです♡

可愛いからいじめているジャイアンな王子様が好みの方に是非是非オススメしたいです~


エロ漫画家のヒナこと朝比奈の部屋の汚さに耐えかねたアシスタントの要望で

ハウスクリーニングに入ってもらうことにいたしました。

漫画の参考にと今日もエロいビデオを見ながら仕事をしているところに

現れたのは好感度の高い爽やかな男前で

朝比奈の高校生の時の初恋の王子様だったのです!

御曹司との噂を聞いていたはずなのに、

いま彼は朝比奈のカビだらけのお風呂の床を磨いているというこの事実に

なかなか現実感がわかない・・・

だけどたしかに高校生の時に告白したまま逃げ去った過去を追求して来る彼は・・

彼は・・・

いじわるで強引で傲慢なあのときの彼なのです~

大人になっても可愛い子をいじめなきゃ気がすまない王子様を堪能なさりたい方

超オススメの一冊なのです。

ちなみに、小説には漫画のペーパーが付いいてきますし

漫画のほうには小説のペーパーがついてきます。

こうやって愛読書って増えていくのねと呟いておきます(笑)


コメントレスです♪

あきりんりんさん

>私も穏やかな毎日でいいよって思います。事件多すぎ・・
ほんまですよね・・
もうこの二人には事件より穏やかな日常が似合うと思うので
これ以上事件でお話を繋がなくってもいいよ・・という気持ちです。

> 只今本の整理やってます。友人がほしいといってるのでせっせと運んでます。
大変なことにとりかかっているのですね・・・
あたしは大掃除前には本の整理にはとりかからないことに決めております(笑)
意志が弱いので・・読みふけってしまい、あれれれということになってしまうからです。

>土蔵に図書室作っていて置き場所あるので凄いですよたぶん。
ああ・・そこにお邪魔して読みふけりたいです(笑)

まさにパラダイスですよね!

宝くじにあたったら、家の横に土蔵をつくっていいコンディションで本を保管してみたいです
いつか、そこにみんなで集まれたらきっと萌え萌えして楽しいでしょうね。

コメントありがとうございました!





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赦されざる罪の夜   (いとう 由貴)

赦されざる罪の夜 (リンクスロマンス) [新書]
いとう 由貴 (著), 高崎 ぼすこ (イラスト)

赦されざる罪の夜 (リンクスロマンス)




(内容)

精悍な容貌の久保田貴俊は、バーで飲んでいた夜、どこか淫らな色気をまとった上原慎哉に声をかけられ、
誘われるままに寝てしまう。
二人の関係はあくまで『遊び』のはずだったが、次第に上原の身体にのめり込んでいく貴俊。
しかしある日、貴俊は上原の身体をいいように弄んでいる男の存在を知る。
自分には見せたことのない表情で、男に命じられるまま自慰をする上原に言いようのない苛立ちを感じる貴俊だが、
彼がある罪の償いのために、その男に身体を差し出していると知り…



長年付き合ってきた彼女とそろそろ結婚も視野に入れかけていた頃でしたが

他に好きな人ができたからとあっさりとふられてしまった久保田

やけ酒を飲んでいる時に話しかけてきた相手は同期入社で研修を共に過ごした上原だった。

上原との会話はささくれだった久保田には妙に心地よく

酒を飲み進めていくうちに酔いがきてしまい

目が覚めた時は上原と同じホテルの一室で寝ておりました(笑)

身体から始まって、身体に溺れていくうちに

上原という存在が気になっていくのですが

ある日、自分との情事が終わってホテルをでた上原が他の男の車の中で

自慰をしているのをみて言いようのない感情を高ぶらせていくのです。


上原にある自己破壊願望のを知り、それを起こしたのはなぜか突き詰めていくと

上原の過去に突き当たってしまいます。

高校生の時にとても仲の良い友達だと思っていた男から告白されたのですが

いい友人だと思ってつきあってきた上原にとってはそれは喜ばしい事態ではなく

逆に嫌悪をもたらしてしまうのです。

常に無い激情で友人を傷つける言葉を吐いてしまった上原にまっていたものは

その友人の自殺という悲しい結末でした。

傷心の上原に、友人の兄は贖罪を求めてきたのです・・・


贖罪とは、何も知らない上原の身体に欲望と喜びを教えきって

爛れた関係に喜ぶようになっていくことに蔑みを与え

弟の告白を受け入れて、弟に抱かれている気持ちになれと押し付けてくるのです・・・


慣れてくれば喜びを感じやすくもなるでしょうし

徹底して肉欲を与えればついていけない心が弱ってきます・・・

自分を壊してもらいたいがために同僚である久保田に関係をもってきたのですが

身体だけの関係といいながら、セフレと言いながら

久保田も上原も恋に姿を変えていく場面が丁寧に書かれてあって

切ないシーンがてんこ盛りです。


切なスキーのスーツスキーなら萌え要素満載だと思います♡


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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