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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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お菓子の家: ~un petit nid~ (凪良 ゆう)


お菓子の家: ~un petit nid~ (プラチナ文庫) [文庫]
凪良 ゆう (著), 葛西 リカコ (イラスト)

お菓子の家: 〜un petit nid〜 (プラチナ文庫)



(あらすじ)

大事なものはひとつでいい
リストラされた加瀬は、強面なパン屋の店主・阿木に声を掛けられ、バイトをすることに。
無愛想で人との付き合い方が分からない加瀬にとって、店の温かな雰囲気は馴染みがなく、
戸惑うばかりだった。
けれど火事に遭って阿木と同居することになり、彼の優しい手にどうしようもなく惹かれていく。
優しくされればされるほど阿木に依存してしまい、溢れそうになる感情に加瀬は……。

 

夜明けには優しいキスを (白泉社花丸文庫BLACK) のリンク作

読んでる記憶がないなぁと思っていたのだけど、実は読んでいました(笑)

自身の記憶の薄さには感嘆!しかねません(笑)

というのも、主人公はある理由で自分自身を傷つけるような生き方をしておりまして

その彼である加瀬も傷つけられて生きてきた過去ゆえに

大事にしたいものがすこしでも離れそうになる不安を感じるとそれを暴力でしか

表現できない哀しい人でしたので

離れることによって幸福になれる道を残したんだよね・・という終わり方でしたので

主人公たちはちゃんとハッピーエンドなんですけど

なんか救いの薄さに悲しくなっていた本でした・・・





今回は愛されたがりやの迷い猫加瀬の救済物語でありまして

そして、そんな加瀬をメロメロに愛して愛されている阿木もまた過去の傷跡ゆえに

人を愛することを放棄してきてきた人でしたが

加瀬を愛すること・大事にすることによって自分自身も救われていくので

題名通り甘くて美味しい話でした。


お話はリストラされてハローワークに通う途中で見たパン屋さんから始まります。

幼い頃に両親を事故で亡くし、

慈悲の名のもとに親戚の家をたらい回しにされ生きてきた加瀬は

愛想が悪く、目つきの鋭い嫌な感じを他人に与えてしまう大人になっております。

それでも懸命に過去の疵を忘れて、もう二度と人を傷つけづに生きていきたいと願って生きております。

そしてパン屋さんで見た若い母親と子供たちの情景は幸福そうで

それでいて自分には縁がない、似つかわしくないと腰が引けてしまうのでしたが

そのパン屋の一見ヤクザのような風貌の男から声をかけられ

仕事を紹介されるのです。


親がいないため施設で育ち、他人に養ってもらうということで理不尽な扱いを経験し

幼馴染とともに極道の道にすすむが大切な人を失ってしまったことを契機に

パン屋のオーナーになり地道に生きることを選んだ阿木

そしてその友人であり、幼馴染じみであり極道として出世している武藤

元ホステスでだらしない男に惚れっぽい知世

そして知世と譲の忘れ形見の里央


この子供の存在がまたこのお話の中でいい味でした(笑)

ちょっと勉強ができなくて学校でいじめられていて

それでいて他者に対する優しさを知っている子ですよ~

人に優しくされて生きていることのありがたみを知っている子供というのは

人にも優しくできるんだなと思いましたね!

一癖も二癖もある人たちに囲まれて、阿木の優しさに触れて

あの頑固なほど無愛想で閉じきっていた加瀬がどんどんどんどん可愛くなっていくので

阿木でなくても尻に敷かれなきゃしょうがないでしょうと思わずにいられません(笑)

甘くて悲しくて切なくて美味しいお菓子の家を堪能なさりたい方いかがでしょうか?




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コメント

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こんにちは~。

凪良さん、切ない系の作品多めですよね。
何回泣かされたことか・・・・。
加瀬の心の機微が見れるたびに心が痛くなってくるようで
阿木が普通の男だったら多分読むのをやめてました。
少しずつ加瀬が変わっていくのを親のような気持ちで読んでましたね。

切ない凪良さんが好きです~

今回も十分胸キュンキュンさせられて、切なく泣きました;;)
いい涙です(笑)!
前作でダーティなイメージというか誰にも救えない心の傷と痛みを抱えて
閉じきって生きてきた加瀬でしたよね・・
今回は加瀬の過去の痛みが鮮明になっていて、愛したい、優しくしたい
愛されたいと必死になって願って生きてる生き方に共感です。
>阿木が普通の男だったら多分読むのをやめてました。
ほんとですよねー
ここで阿木が寡黙なバーテンダーという雰囲気でただ傍観しているだけの
普通の男なら加瀬を救えませんでしたよね!
>親のような気持ちで
ほんまに、もう大切な子供たち誰ひとりとして傷ついてほしくありませんよね・・
いいお話でした・・

コメントありがとうございました♪

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女性
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「風と木の歌」に触発され
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一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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