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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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何度でも、恋に堕ちる (吉田 ナツ)

何度でも、恋に堕ちる (二見書房 シャレード文庫) [文庫]
吉田 ナツ (著), みずかねりょう (イラスト)

何度でも、恋に堕ちる (二見書房 シャレード文庫)




(あらすじ)

年下はの男は好みじゃない。

異父兄弟の貴也と大貴。
しかし、幼い頃から貴也を慕ってきた大貴は成長に従い熱っぽい視線を送るように。
貴也はそんな弟を拒むが…

後妻となった母を早くに亡くし、一族の中で肩身の狭い思いをしてきた貴也。異父弟の大貴はそんな貴也を幼い頃から慕ってきていた。
しかし「男を落とすプロ」だった水商売上がりの母の血を継いだと言われる貴也には、いつしか「強い男に押さえつけられたい」という
抑えきれない衝動が。男たちとの情事に耽る貴也。そんな貴也に向けられる大貴の視線には抗いがたい色気が含まれていて――
大貴は、この先きっといい男になる。自分の中の淫蕩な血がざわめくような種類の、いい男になる――。
決して認めてはいけない感情を、大貴を遠ざけることで懸命にねじ伏せようとする貴也だが…


最初から弟という存在に恋をしていたのに

自分が母の連れ子であるということ、

資産家の義父の養子となっているということで

周囲から心無い言葉や視線をぶつけられることで

萎縮しながら生活することが当たり前のようになってしまい

心を偽って生きておりました。

そんななかで唯一の癒しであった存在は小さな弟だったのです。

ゲイであることを認識してきてからずっと大人の男と恋をしてきた

つもりだったのですが

心の奥で思い続けているのは弟の存在だったのです。

そして弟の大貴もまた兄貴也を思い続けておりました。

恋をしてはいけない相手

血のつながりがあって、

資産家の家や事業を継がなければいけない役割をもつ大貴に

この思いを知られてはいけないと思い

思いを知られてしまったあとは深みに嵌ってはいけないと思い

愛されていると実感してからはこの愛を終わらせなければと思う。

ただただ弟のためを思って

恋を否定し続ける貴也の心情が悲しかったです。

でも、結局は自分が惚れただけじゃなくって

弟からも愛されまくっているので

ほだされなきゃいけません(笑)

吉田さんらしいせつない恋の物語に仕上がっていて

秋の夜長に切なさを楽しみたいかたがたにいかがでしょうか?


コメントレスです♪

ゆうみさん
お勧めいただいたおかげで成瀬さんの切なくてかわいい受けこちゃんを
堪能することができました!
ありがとうございます。
>成瀬さんブログで10月いっぱいの期間、冬コミだったか次のイベントで>の商業番外編新刊はどの作品が読みたい?アンケートをとられていて
あ~珊瑚もよかったのですが、前回読んで感想を書きそくった
「鳥籠」もけっこうよかったので、ちょっと悩んでアンケート送ります~
いつも楽しい情報ありがとうございます。

それから「空を抱きしめる」の挿絵買いに同調ありがとうございました(笑)
挿絵だけでなく登場人物もお話もよかったです。
また感想よろしくです~

コメントありがとうございました!


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「風と木の歌」に触発され
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一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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