パイナップル・パレード (幻冬舎ルチル文庫 ま 1-3) (文庫)
松前 侑里 (著)
高城たくみ(イラスト)
(内容)
彫刻家の倉沢景人と役者の麻生直正は高校時代からの恋人同士。美大在学中、未婚のまま子供を生もうとしていた先輩・美帆を放っておけず契約結婚をした景人。そんな景人を直正は許し、美帆も二人の関係を認めたうえで景人に息子・潤の父親役を任せるのだった。しかし、中学生になった潤が事実を知らないまま直正に恋心を抱き…。
なんといったらいいんでしょうか・・・
このかたの本というか、文章はとってもすきなんです
ディアプラスで書かれているのは、年下の家庭とか、過去に傷をもつ男の子が
年齢とか、状況を静かに受け入れながら恋を熟成させていくお話が
とっても好きなので毎回買ってしまうんですが・・・
レーベルが違うせいでしょうか?
編集さんが違うせいでしょうか?
いつものときめきというかセンシティブ・ラブは感じられませんでした
未婚の母とならざるを得ないことを選んだ友人を助けるために
父のない子になる子供に自分のような気持ちを与えたくないと
ゲイの恋人を持ちながらも結婚してしまった倉沢景人
役者志望だった麻生直正はこの結婚に反対しています
自分も大学を卒業したらともに暮らすつもりだったし
なにより子供の父親になろうというだけで結婚されるのは
自分に対する裏切りだとばかりに詰め寄ります
この麻生の考え方が至極まともなんですが、倉沢は麻生の恋心に甘えて
結婚を押し切るわ・・・
不倫?の関係を続けるわ・・・・
あまつさえ、育てた子供が麻生を好きだといいはると
自分の気持ちを意思表示することなくただ悩んでいるだけなんですよねぇ
うーん
もうちょいこれだけの気持ちを自分に向けてくれた麻生に対する気持ちを
大事にしてほしかったかなという
なんか、泣くつもつで読みながら怒りを感じてしまったというか
やや肩透かしーな感じです
次の作品はディアプラスから文庫でですので
それに期待w!!!
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