カフェオレ・ランデブー (フルール文庫 ブルーライン) [文庫]
栗城 偲 (著), 藤 たまき (イラスト)
カフェオレ・ランデブー (フルール文庫 ブルーライン)(内容)
29歳の誕生日、恋人の笹野が実は結婚していたことを知って、ホテルを飛び出した久能。
その帰り道「純喫茶・東風」の看板を見つける。
笑顔の素敵な年下のバリスタ・平北が淹れてくれたのは、
「疲れを癒す、悲しみの溶けるコーヒー」だった―。
美味しいコーヒーと平北の存在に癒される穏やかな日々の中、
徐々に彼への想いを募らせていく久能。だが笹野との苦い恋の記憶が、
久能に新しい恋への一歩を踏みとどまらせる…。
自分は恋愛しているつもりだった・・・けれど
人の夫を奪っていたのだと気がついたのは誕生日のデートの
ホテルのベットの上の逢瀬の最中だったという・・
初めての恋に両目を塞がれたままだったということに気がついて
別れを切り出したものの恋を喪う悲しみはやっぱりあって
ホテルの帰り道に偶然見つけた「純喫茶・東風」でした。
一人でいることがつらくって慣れない場所を訪れた久能が出会った人は
「疲れを癒す、悲しみの溶けるコーヒー」を入れてくれたバリスタの平北でした。
年下攻めの風来坊っぽい青年
センスはどこか昭和で、可愛いのですよ。
苦い恋の記憶があまりにも自分の心を閉めていて
なかなか新しい恋に入っていけないためらいとかが繊細に切なく丁寧に描かれていて
楽しい一冊でした。
大昔のイメージの純喫茶で繰り広げられる愛と青春の1ページを楽しみたい方
いかがでしょうか(笑)?
美味しい珈琲が飲みたくなることまちがいなしです!
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