神さま、お願い ~恋する狐の十年愛~ (ディアプラス文庫) [文庫]
名倉 和希 (著), 陵 クミコ (イラスト)
神さま、お願い ~恋する狐の十年愛~ (ディアプラス文庫)(内容)
「壮志に会いたい。山の神さま、この耳と尻尾を消す方法を教えてください」。狐のもののけ・佐登(さと)は命の時間と引き換えに、耳と尻尾を消す神通力を手に入れた。
だから、もう壮志は佐登だと気づかない──。
再会と別離を繰り返しながら、それでも佐登はただ一途に壮志を愛し続けた。壮志もまた、出会うたびにどんな佐登にも友情を、やがては恋心を示してくれた。
そして時は無情に流れ……? 人と狐のせつない純愛譚。
最近名倉さんとは萌えの位置が違っているような気がしたので
購入を見送っていたのですが
もふもふ感とキツネが好きですので購入してみました。
幼い壮志とともに遊んでいた優しい時間
また夏休みが来たら帰ってくるよという言葉を信じてじっとまっていたのですが
5回も夏が過ぎ去ってしまったのに来ないのです。
何かあったのではないかと不安になる狐のもののけ・佐登(さと)は
生方山の神様にお願いして命の時間と引き換えに、耳と尻尾を消す神通力を手に入れたのです。
そして壮志のもとにいくのですが・・・
彼の両親は離婚をしており、母に捨てられた故に田舎に遊びにいくこともかなわず
ただただ色々なものに恨んで拗ねて鬱屈を抱えて生きていたのです。
寿命の代わりに得た人間の姿はどんどん残りの寿命に合わせて変化していっています。
壮志より少し大人の格好の佐登は
壮志の苦しみに寄り添い、励まし生きていく方法を示唆していきます。
佐登によってどんどん心豊かに、強くなっていくエピソードがとてもよかったです。
そして別れの時が・・・
どんどん加齢していき、おそらく直に老醜を表していくことを恐れた佐登は
大人になった壮志ともう一度出会い恋をしますが
どんどんと終わりに近づいていっている自分の姿を見せたくなくって
お山の神様のもとに帰る決心をするのです・・・
そして最後の時が・・・
正直こういう終わりが・・つらいです。
BLですから神様の力をかりて生き返ってハッピーエンドで終わりましたが
出会いよりも別れの数が多くなった年齢ですもので・・
でもせつなさを堪能したい方にはいいと思いますよー
神様とファンタジーと切なさと少年の成長を楽しみたい方には是非どうぞーと
オススメいたします(笑)
コメントレスです♪
あきりんりんさん
「進撃」は漫画も評判良かったのですが、アニメになったらより評判がよかったですよね!
一度はチャレンジしようとがんばってみたのですが
もうオープニングで無理と投げ出してしまった軟弱モノです;;)
お話の良さはすごくわかるのですけどね。
生理的にダメです・・
と言いつつ、進撃の二次本は名瀬さんが書いていらっしゃったので買っているのですけどね(笑)
ラブはいいのですが、戦いとか大きな人とか食べる・・とかは
勘弁して~~という気持ちです(笑)
お友達がいてくれてうれしいです。
本のことでなくても絡んでくださったり、いろいろ教えてくださって
ほんとうに嬉しいです。
今度「黒執事」もアニメで始まると思うのですが
前回はアニメオリジナルストーリーでずっこけた感があるので
「鋼の錬金術」方式で今度は漫画のストーリー通りきっちりしてほしいな・・と
期待しておりますのです。
小野さんの低音がすごく素敵ですので声だけでも堪能してみてくださいね~
ANDYさん
> たくみくんは結局捨てられたってことなんでしょう。 全ては夢だった。 もう二度とこの人の本は読まないと思います。 心を踏みつけられた気がします。
お気持ち大変良くわかります!
あれだけ愛を注ぎ込んだのがギイなのに、あの連絡まったくなしということは
別れたいの?!とギイの首を締め上げたい気持ちになりますよね・・
最後ははじめから決まっていたそうですけど、不本意な連載とばかりに続いて
作者さんも苦しい思いをされていたのでしょうけど
初めから決まっていたエピソードなら、それぞれの登場人物にきっちりと似合った行動を
させて欲しかった・・と思いほんとうに残念な気持ちです。
ギイが素敵な人物で魅力的であればあるほどこのがっかり感が大きいですよね。
最後タクミくんが今度は自分から会いに行く・・と
すこし成長した感じで終わっていましたが
あたしならそういう別れ方を甘んじて受けたギイと再会したいキモチになるかな・・
とまで思ってしまいました。
長い間ファンでいればいるほどこの裏切られ感があるとおもいます。
また時間を置いて読めば今のこの気持以外の感想が浮かぶ・・かもしれませんが
とりあえずはなんか釈然としない気持ちでいっぱいです。
またこんどは楽しく萌えた本で萌え萌えできたらいいですよね。
またいい本があったら教えてください。
コメントありがとうございました。
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