金銀花の杜の巫女 (ディアプラス文庫) [文庫]
水原 とほる (著), 葛西 リカコ (イラスト)
金銀花の杜の巫女 (ディアプラス文庫)(内容)
この体を愛欲の海で淫らに溺れさせて──
顔に火傷痕がある幹(みき)は、神の言葉を授かる古い巫女一族の末裔。
だが能力は僅かしかなく、巫女は幹よりもずっと美しく力を持つ双子の弟・咲(さき)が継いでいた。
そんなある日祖母から、もうすぐ男が幹に会いにやってくると預言される。
その言葉通り議員秘書の田之倉(たのくら)が神託を受けに現れた。
傷痕など気にもせず幹を美しいと言う優しい彼に惹かれていく幹。
けれど咲もまた田之倉に心を奪われて……!?
因縁を持つ二人が出会った時、運命の恋がはじまる。
水原さんにしては珍しい?現代ものでありながらファンタジー&ミステリー要素の強い
お話でした。
世界観が特殊なためその説明に多くが割かれていたため
ちょっと愛の部分がものたりなかった感じがありますが
この世界観を理解できた方にはすごく魅力的なお話となっていると思います。
個人的には文庫ではなく、新書で二段組で過去の因縁とかもきちんと書き込んだお話が
読みたかったと思います。
葛西 リカコさんの繊細な挿絵嫌いではないのですが
受けさんを書かれるとほんときれいないですけど
攻めさんがちょっと線が細すぎてギスギスした感じになっているのが
ちょっと気になります。
挿絵って重要なファクターなんですよね・・・
[1回]
PR